裁判員制度が導入された趣旨からすると、できるだけ多くの市民が裁判員として刑事裁判に参加することが望ましいと考えられます。そのため、裁判員になることは法律上の義務とされています。しかし、どうしても裁判員になる […]
法律
裁判員制度(3)「裁判員に選ばれる人」
裁判員裁判は、原則として裁判官3人、裁判員6人で行われます。また、裁判員が途中で足りなくなった場合に備えて、数名の補充裁判員が選任される場合があります。補充裁判員は、初めから審理に立ち会い、裁判員が急病で出 […]
裁判員制度(2)「対象事件」
裁判員裁判の対象となるのは、死刑や無期懲役に当たる罪に係る事件など一定の重大事件です。裁判所の取りまとめによると、制度開始から2023年5月末日までの間、裁判員裁判対象事件として起訴された被告人の数は合計1 […]
裁判員制度(1)「裁判員制度の意義」
裁判員制度は、市民から選ばれた裁判員が刑事裁判に参加して、職業裁判官とともに、被告人が有罪か無罪か、有罪だとすればどのような刑を科すのかを決める制度です。従来、刑事裁判は職業裁判官のみが担っていましたが、 […]
相続の基本(11)「遺産分割」
遺産分割とは、相続人間で被相続人が有していた財産の分け方を決める手続きです。被相続人の遺言書が存在する場合には、原則としてその内容通りに財産を分けることになります。そのため、まずは遺言書が存在するかどうかを […]
相続の基本(10)「遺留分」
私有財産制が保障されている日本では、自分の財産をどのように処分するかを自分で決めることができます。しかし民法は、相続人の生活を保障したり相続人間の公平を図ったりするため、被相続人による財産処分を一部制限して […]
相続の基本(9)「配偶者居住権」
令和2年4月1日以降に発生した相続から、夫婦の一方が亡くなった場合に、残された配偶者が、亡くなった人が所有していた建物に無償で住み続けることができる権利(配偶者居住権)が認められるようになりました。これ以前 […]
相続の基本(8)「寄与分」
寄与分とは、相続人の中に被相続人の財産の維持や増加について特別の寄与をした人がいるときに、相続財産の中からその人に、寄与に相当する額の財産を取得させる制度です。 寄与分が認められるためには、「 […]
相続の基本(7)「特別受益」
数人の相続人がいる場合に、ある相続人だけが、被相続人から自宅を買うための資金援助を受けていたとします。相続が発生した際に、この相続人が他の相続人と同じ相続分を受けることになれば、不公平な結果が生じます。この […]
相続の基本(6)「相続分」
相続人が複数いる場合、各相続人が相続財産をどのような割合で引き継ぐのかが問題になります。この相続財産に対して各相続人が持つ権利義務の割合を相続分といいます。相続分は、まず被相続人の遺言によって指定されますが […]