裁判員制度は、市民から選ばれた裁判員が刑事裁判に参加して、職業裁判官とともに、被告人が有罪か無罪か、有罪だとすればどのような刑を科すのかを決める制度です。従来、刑事裁判は職業裁判官のみが担っていましたが、 […]
法律
相続の基本(11)「遺産分割」
遺産分割とは、相続人間で被相続人が有していた財産の分け方を決める手続きです。被相続人の遺言書が存在する場合には、原則としてその内容通りに財産を分けることになります。そのため、まずは遺言書が存在するかどうかを […]
相続の基本(10)「遺留分」
私有財産制が保障されている日本では、自分の財産をどのように処分するかを自分で決めることができます。しかし民法は、相続人の生活を保障したり相続人間の公平を図ったりするため、被相続人による財産処分を一部制限して […]
相続の基本(9)「配偶者居住権」
令和2年4月1日以降に発生した相続から、夫婦の一方が亡くなった場合に、残された配偶者が、亡くなった人が所有していた建物に無償で住み続けることができる権利(配偶者居住権)が認められるようになりました。これ以前 […]
相続の基本(8)「寄与分」
寄与分とは、相続人の中に被相続人の財産の維持や増加について特別の寄与をした人がいるときに、相続財産の中からその人に、寄与に相当する額の財産を取得させる制度です。 寄与分が認められるためには、「 […]
相続の基本(7)「特別受益」
数人の相続人がいる場合に、ある相続人だけが、被相続人から自宅を買うための資金援助を受けていたとします。相続が発生した際に、この相続人が他の相続人と同じ相続分を受けることになれば、不公平な結果が生じます。この […]
相続の基本(6)「相続分」
相続人が複数いる場合、各相続人が相続財産をどのような割合で引き継ぐのかが問題になります。この相続財産に対して各相続人が持つ権利義務の割合を相続分といいます。相続分は、まず被相続人の遺言によって指定されますが […]
相続の基本(5)「相続の承認と放棄」
相続が開始した場合、相続人は一定の期間(熟慮期間)内に、これを無条件に承認するのか(単純承認)、相続した財産の範囲内で被相続人の債務などを弁済するという留保を付けて承認するのか(限定承認)、相続による効果を […]
相続の基本(4)「代襲相続」
代襲相続とは、相続人となる人が、相続が開始される前に亡くなるなどして相続する権利を失った場合に、その人の子が、その人に代わって相続することをいいます。例えば、Aさんには子Bさん、孫Cさん、ひ孫Dさんがおり、 […]
相続の基本(3)「相続人の範囲・順位」
相続人になる人の範囲や順位は、法律によって定められています。 第1順位の相続人は子です。子は、実子か養子か(養子は実親と養親のそれぞれの相続人になります)、法律上婚姻関係にある夫婦から生まれた […]