小田急線にはロマンスカーという素敵な列車が走っていますが、中には展望席もあります。どうでしょうか、乗るなら展望車両にと思いませんか。列車旅の番組では車窓の景色が映し出されます。本格的な旅客車両ではありませんが、イギリスの田舎を旅したとき、蒸気機関車に牽かれた列車の最後尾から、流れゆく景色を満喫した記憶があります。
家ではどこが特等席でしょうか。猫や犬は居心地の良い場所を見つけますが、彼らが求めるのは温かさや涼しさです。人はそれに加えて、外を眺めたり、読書をしたりと、光や景色を求めます。窓辺は特等席の第一候補で、そんな場所がいくつか家の中にあったら、一日中飽きないかもしれません。
ところで、窓の役割は一つではありません。まずは風(ウインドーですから)です。日本には通風を楽しむ文化があると思います。気候の良い時期には窓を開け、新鮮な空気を感じて過ごしたくなります。また、窓は光の取り入れ口であり、日光浴や読書を助けてくれます。障子を閉めれば、木の影が墨絵のような世界を演出してくれます。そして、眺望。窓は内と外(庭)をつなぎ、景色を切り取る額縁のような存在でもあります。
さて、そんな居心地の良い居場所を家に求めるには工夫が必要です。熱の大部分は窓を通して出入りします。窓の性能を上げることで、室内環境は大きく改善します。断熱や気密なども大切ですが、まずは窓をお考えください。鈴木工務店は先進的窓リノベ登録事業者です。
筆者:鈴木 亨(すずき とおる)
株式会社鈴木工務店 会長
一級建築士
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