暮らしのコラム 本
 
庭の水仙を取りに出たら、なんとカエルに出会いました。友達は「散歩でツクシを見つけた!」とのこと。ウイルス騒ぎで右往左往する人間をよそに、春は確かな足取りでやって来ていますね。そんな今、子どもたちと一緒に楽しみたいのが『14ひきのぴくにっく』。光あふれる「春」とネズミ一家の子どもたちの元気な姿が、生き生きと丁寧に描かれています。春の匂い、すがすがしい空気、そして自然の中の発見にワクワクすることでしょう! 小学生には、身近な葉っぱの面白さに出会える『ようこそ! 葉っぱ科学館』もおすすめです。自然というすてきな先生が語りかけてきます。「いろんなものを虫眼鏡でのぞいてごらん、新しい世界が見えるよ!」。さあ、おにぎりに水筒、それに虫めがねを持って出かけましょう。
 
おうちの中でも、本の世界で冒険したり、手作り望遠鏡を持ってごっこ遊びをしたり、そんな楽しい時間を過ごすことができます。『かいじゅうたちのいるところ』では男の子が1人で海へ。『アレックスとまほうのふね』では、忙しいお母さんも一緒に出かけます。どちらも、冒険のあとで、心に安らぎと幸せな余韻が残る本です。
 
絵本
『14ひきのぴくにっく』
作: いわむら かずお作
出版社:童心社
 
『ようこそ! 葉っぱ科学館』
写真・文:多田多恵子
出版社:少年写真新聞社
 
『かいじゅうたちのいるところ』
作:モーリス・センダック
訳:じんぐう てるお
出版社:冨山房
 
『アレックスとまほうのふね』
文:キャサリン・ホラバード
絵:ヘレン・クレイグ
訳:こだまともこ
出版社:徳間書店 
 
 
米倉さん
コラム筆者:米倉 由布子(よねくら ゆうこ)
 
白山子ども図書館ほんの森
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