音楽・映画・演劇・伝統文化など、多彩なジャンルの催しを楽しめる総合芸術祭「川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)」は、今年で10回目を迎えた。地域の力で芸術を創り育てようと始まった同イベントには毎年多くの「アートボランティア」が参加しているが、今年は約200人が参加。華やかな舞台の裏で幅広い内容の仕事をこなして運営を支えていく。3月31日にはボランティアメンバーのキックオフ会(説明会)が新百合トウェンティワンホールにて開かれた。
アートボランティアの活動内容は、チラシの配布・ポスティングから、新百合丘OPA前に設営されるインフォメーションセンターにおける案内・チケット販売補助、各公演のチケットもぎり・客席誘導、出演者やスタッフの弁当や飲み物などの手配、路上パフォーマンスの補助・支援、美術・デザイン、イベント終了後のテント撤収など、細かくあげれば他にもさまざまな仕事がある。説明会の司会進行や各種説明を担当するのもボランティア。会場には何年も続けて参加しているベテランボランティアから初参加のボランティアまでが集まり、仲間の説明に熱心に耳を傾けていた。
10周年という記念すべきこの年に、アートボランティアが活動中に身につけるTシャツのデザインがリニューアルされた。デザインを担当したのはボランティア7年目の米村佐奈恵さん。テーマカラーは新緑の季節からイメージしたグリーンで、Tシャツは若い人から年配の人まで、抵抗感なく好んで着てもらえるようにと深めのグリーンで作った。Tシャツ以外にも、街中で目にするフラッグなどの掲示物もグリーンで統一されている。「緑を目にした時に、アルテリッカしんゆりが始まる季節だなと思い出してもらえたら」と米村さん。
説明会終了後は、毎年恒例の集合写真の撮影会が行われた。支給されたばかりのお揃いのTシャツを着て、楽しそうにカメラの方を見上げるボランティアメンバーたち。今年も縁の下の力持ちとして活躍し、芸術祭を盛り上げてくれるだろう。
説明会の運営もボランティアが中心となって行う
ボランティアによりデザインがリニューアルされたTシャツ
[INFORMATION]
川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)2018
URL:http://www.artericca-shinyuri.com/
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