このまちで輝く人の My Story《vol.005》田中陽子さん

(株)コミュニティネット「和気ハウス麻生」
ハウス長 田中 陽子 さん

 
 
2023年11月、ケア重視のサービス付き高齢者向け住宅「和気ハウス麻生」が、柿生にオープンします。要介護認定を受けている人も住み慣れた場所で最期まで自分らしく過ごせるよう、介護保険事業所として定期巡回・随時対応型訪問介護看護とデイサービスを併設し、地域の介護サービスとも連携。「和気あいあい」から名付けられた「和気ハウス麻生」のハウス長を担う田中陽子さんは、「目指しているのは施設ではなく、生活の場としての住まいです。自由度の高さが魅力なので、入居される方が自分の家と思えるように、その方のやりたいことや大事にしたいことを尊重したい」と話します。
 
島根や兵庫で(株)コミュニティネットの介護職員として従事し、「ゆいま~る伊川谷」では約10年、ハウス長を務めました。ハウス長交代のタイミングで同社の「和気ハウス麻生」開設の話があり、改めてハウス長として白羽の矢がたちます。施設立ち上げの経験はなく、知らない土地でのスタートに不安もありましたが、役に立てるならと今年5月に麻生区へ移り住みました。
 
暮らしてみて数か月、麻生区は坂と緑が多い印象を受けたという田中さん。「坂があるから自然と足腰を鍛えられそうですよね。個人宅のお庭も手入れされていて、街がきれいだなと思います。盆踊りなどの文化も残っていて、地域のつながりの深さを感じました。もっと散歩していろいろ知っていきたいです」と、街自体にも興味をふくらませます。
 
現在は「和気ハウス麻生」のオープンに向けた準備や、スタッフの研修などを行っている最中。施設運営に関わることを、すべて一から決めていくことには、大変さとやりがいを感じているといいます。「私が大変そうだとスタッフも大変に感じてしまうと思うので、常にその場を楽しむことを心掛けています。今は初めてのことにワクワクとドキドキが半々。運営メンバーや周囲の支えに感謝しながら、ここに住みたいと思ってもらえる『居心地のいい家』にしていきたいです」
 
 

入居者と話す田中さん。
入居者と話す田中さん。入居者との関わりには気づきや楽しみが詰まっています
 
開設準備とチームで話し合いの様子
「和気ハウス麻生」にて。開設準備はチームで話し合いながら行います
 
[INFORMATION]
サービス付き高齢者向け住宅「和気ハウス麻生」
川崎市麻生区下麻生2-3-8
TEL:0120-972-583 ※2023年11月オープン
★10月の土・日・祝日は現地内覧会を開催(要予約)※申込み・問合せは上記の電話にて(受付時間10:00~17:00、土・日・祝日を除く) 
URL:https://c-net.jp/waki/asao/