「じっとしていることが少なく、ゆっくり言い聞かせても言うことを聞いてくれない」「相手が傷つくような言葉を平気で言う」など、育てにくいと感じる子どもがいます。落ち着きがなく、公園などで度々お友達を泣かせてしまうなど、周りにまで影響を及ぼすこともあります。親や周囲は、育て方が悪い、しつけができていないと責めてしまいがちです。パパやママが自分たちの育て方が悪いからだと悩み始めると、子どもに対して笑顔で接することができなくなり、そういった状態は親の不安が伝わって子どもの情緒にも良くありません。育て方を変えてみてもなかなか変わらない場合は、療育相談を受けてみましょう。育てにくいのは育て方のせいではないこともあるのです。
障害という言葉が怖くて、療育相談を受けるのを拒む親もいます。育てにくい子どもは、人の心の中を読み取ることが難しいアスペルガー症候群や自閉症、常に落ち着きがない注意欠陥多動性症候群などの発達障害を持つ場合があります。
自分たちの育て方が悪いと親が悩んだり、注意ばかりしていたら疲れてしまい、子どもも引きこもりやうつなどの二次的な障害を引き起こすことがあります。発達に障害がある場合は、障害に応じた育て方があるのです。うちの子、育てにくいと感じたら、一人で悩まずにまずは療育相談を受けましょう。万が一発達に障害があると言われても、正しい療育を行うことでみんなと同じ生活を送ることができます。パパやママが悩んでいる姿は子どもにとっても辛いもの。しっかり相談して笑顔で接すれば、子どもも笑顔になります。
小町 千佳子 (こまち ちかこ)
オネストリィ株式会社
社長室 副室長
児童発達支援「TODAY is New Life」所長
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