総会にて挨拶をする横浜市営地下鉄3号線延伸早期完成期成同盟会の小塚良雄会長
 
横浜市営地下鉄3号線の延伸実現を目指す「横浜市営地下鉄3号線延伸早期完成期成同盟会」の第8回総会と講演会が4月23日、新百合トウェンティワンホールで開かれ、地域団体や企業、個人会員、行政関係者らが参加しました。

総会では、2025年度の事業報告や決算、2026年度の事業計画・予算案などを承認。また、川崎市長・横浜市長に対し、地下鉄3号線延伸の早期完成と情報公開を求める陳情書を提出することも決定しました。

同会では、地下鉄3号線延伸について、地域のまちづくりや交通利便性向上に加え、首都圏の広域交通ネットワーク強化につながる重要な事業と位置付けています。一方で、物価高騰やコロナ禍の影響など、事業化当初には想定されていなかった課題への対応に時間を要しており、講演会では川崎市側から、横浜市が「令和12年の開業は困難な状況」と説明していることが紹介されました。

講演会では、川崎市総務企画局とまちづくり局の担当課長が、「川崎市総合計画および総合都市交通計画の改定」について説明。新百合ヶ丘駅周辺については、川崎駅・武蔵小杉駅と並ぶ「広域拠点」として位置付けられており、新百合ヶ丘駅北側地区では交通結節機能の強化や、にぎわい創出に向けたまちづくりを進めていく考えが示されました。

また、横浜市営地下鉄3号線延伸についても、総合計画の中で首都圏機能に資する新たな交通ネットワーク形成の取り組みの一つとして位置付けられており、川崎市側は「横浜市と連携しながら、できるだけ早期に今後のスケジュールを含む新たな事業計画を示せるよう取り組みたい」と説明しました。

総会の冒頭で同会の小塚義男会長は、「地下鉄延伸事業の着工や開通、もしくは新百合ヶ丘駅北口の開発が動き始めると勢いがつき、麻生区の活気にもつながる。先の見えない時代に差し掛かっているが、終の住処としてここに住まわれる方は本当に多い。もっと良いまちをつくっていくうえで、その大きな動脈としてこの地下鉄が開通することを願っている」と地下鉄延伸への期待を述べるとともに、同会の継続的な活動の重要性を強調しました。