麻生区総合防災訓練イメージ
麻生区役所の屋上に残された方を、麻生消防署はしご車部隊が救助に向かうデモンストレーション。近くで眺める特殊車両は圧巻
誰でも気軽に参加できる都市型防災訓練に多くの周辺住民が参加
 
12月2日(土)「令和5年度 第2回 麻生区総合防災訓練」が新百合ヶ丘駅周辺と麻生区役所前広場で実施されました。当日は、「自ら備える」「助け合い」「体験・訓練」をテーマとした3エリアに多くのブースが並び、各企業やNGO、麻生区役所、警察署、消防署、陸上自衛隊など、さまざまな団体が参加する都市型防災訓練となりました。
 
新百合ヶ丘駅南口のメイン会場を歩くと、川崎市全域と麻生区の赤色立体地図の配布が。周辺地形を改めて把握することから防災体験は始まります。「普段は地図アプリを利用しているが、スマホ利用できない災害時を意識するキッカケとなった」と真剣な表情で地図を眺める参加者たち。担当者にもさまざまな質問を投げかけていました。
 
大型商業施設避難訓練・帰宅困難者対策訓練では、帰宅困難者ビブスを着用した参加者が大型商業施設近くでしばらく待機。建物の日陰とビル風で防寒の重要さを再認識したとの声も上がりました。駅員と警察官に誘導されながら1列に並んで進むと、混雑する駅構内では歩行速度が自然と遅くなりますが焦りは禁物。そうした体験から防災に関する知見が増えていきます。
 
特殊車両が展示された麻生区役所周辺では、自衛隊が特製カレーを配布。冷えた体を温める間にも、ポップな音楽とともに分かりやすい解説アナウンスで救出デモンストレーションが実施され、陸上自衛隊員が宙づりになって屋上から地上へ降り立つと歓声が起こりました。人間のみに限らず、ペットと一緒の防災についても紹介するブースもあり、見どころ盛りだくさんの防災イベントとなりました。
 
麻生区総合防災訓練イメージ
 
麻生区総合防災訓練イメージ
500食限定の自衛隊特製カレーは歯ごたえあるワカメごはん。自衛隊員のみなさんが手際よく調理したカレーの味はおいしくて好評。おかわりはさすがにできません
 
麻生区総合防災訓練イメージ
水が含まれた消火器で初期消火訓練を体験。消防団員のやさしいレクチャーで火災のイラストを水圧で上手に倒していく。
 
 
[INFORMATION]
令和5年度第2回麻生区総合防災訓練
主催:麻生区自主防災組織連絡協議会、ほか38団体
 
 
【お問合せ】
川崎市麻生区役所危機管理担当
川崎市麻生区万福寺1丁目5番1号
TEL:044-965-5172
FAX:044-965-5201
MAIL:73kikika@city.kawasaki.jp