左/麻生区保護司会 4代会長 中山厚夫さん
右/10周年記念事業の一つとして作成された創立10周年記念誌
 
2011年4月、地域の特性を生かすという目的から「多摩・麻生保護司会」が分割され、「麻生区保護司会」が設立されました。
 
「保護司」とは、犯罪や非行をした人の立ち直りを支援する活動を通じて、地域の安全・安心のために貢献するボランティアです。創立10周年を迎える麻生区保護司会に所属する保護司は、現在27人。平均年齢は60代後半で、経歴はさまざま。地域の事情に精通しているという特性と個性を生かして、保護観察を受けている人と月2回の面接を行い、指導や助言をする他、矯正施設に入っている人が戻ってくる場所(自宅や勤務先など)の生活環境の調整などを行います。また、全国的な犯罪予防活動「社会を明るくする運動」に、同会や社会福祉協議会、町会連合会、民生委員児童委員会で構成する麻生区推進委員会で取り組み、例年、駅前での街頭キャンペーンや作文コンテスト、川崎フロンターレとの少年サッカー教室などを実施。地域において犯罪や非行の防止と立ち直りへの理解を広め、犯罪や非行のない地域づくりを目指しています。
 
同会会長の中山厚夫さんは、「当会では歴代会長が掲げた精神を受け継ぎ、志を同じくする会員が和を大切にしながら各自が意欲的に行動していて、とてもいい雰囲気です。この1年はコロナの影響により従来通りにいかないことが数多くありましたが、今後も対象者に寄り添う気持ちを忘れずに、保護司間の情報共有を図り、新しい時代の流れに乗ってさらに研鑽を積んでいきたいです」と話していました。
 
 
[INFORMATION]
麻生区保護司会事務局
麻生区万福寺1-5-1 麻生区役所 地域みまもり支援センター 地域ケア推進課内
TEL:044-965-5156
FAX:044-965-5169