麻生区片平にある「NPO法人アイゼン」が、地域の働くパパ・ママを支援したいと始めた「百合ヶ丘こども食堂」が、9月11日に開催されました。百合丘小学校の向かいにある店「漁魚の海(ととのうみ)」を借り、今回で4回目。第1回の7月31日から始まり、8月に開催されたこども食堂は夏休みの昼間ということもあり、子連れで気楽に入ることができる親子食堂として地域に歓迎されました。
9月11日の店内は、前回利用者や、学校前でチラシを手にした子どもや親子でいっぱい。メニューのカレーは漁魚の海の渡部さんらが前夜から30食分仕込んで提供。今回は初めての夜の開催で、子どもと仕事帰りの親がここで待ち合わせてご飯を食べるという場面も見られました。
「この地域は仕事で忙しくても、子どものためにしっかり食事を準備している家庭が多いです」と、同食堂担当理事の俵隆典さん。働きながら子育てを頑張っているパパ・ママも、たまには地域に甘えて息抜きが出来る日をと始めた同事業。けれど地域に開かれた場所にしたいという思いから、必ずしも子連れでなくても、シルバー世代の人や、元気な子どもたちの声を聞いてホッコリしたい人など、誰でも歓迎しています。地元学生のボランティアスタッフ・伊藤さんは、「こんな場を作ってもらえて助かったという声が、とてもうれしかった」と子どもたちを笑顔で見守っていました。
利用者に回答してもらったアンケートの結果から、今後は毎月1~2回の開催を検討中。わくわくプラザや習い事から帰宅した後、一人で食事をしている子どもが、ただお腹を満たすためだけではない、プラスαの可能性をたくさん持っているこども食堂。現在、柿生でもこども食堂を開くことを計画中とのこと。普段なかなか顔を合わせたり、ゆっくり話をすることもない働くお母さん同士が、和気あいあいとおしゃべりする姿もとても印象的でした。
[INFORMATION]
百合ヶ丘こども食堂
次回開催日時:2017年10月11日(水)17:00〜19:00、12月27日(水)11:30〜13:30
会場:漁魚の海(麻生区百合丘1-16-36-2F、小田急線・百合ヶ丘駅南口より徒歩3分)
料金:子ども100円、大人250円
【お問合せ】
NPO法人アイゼン 俵(担当理事)
TEL:044-819-6919
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