このまちで輝く人のMy Story

声楽家 丸尾 有香 さん

 
 
メゾソプラノ歌手としてさまざまなオペラやミュージカルの舞台に出演してきた丸尾有香さん。麻生区内でも活発に活動し、新百合ヶ丘のイルミネーションイベント「Kirara@アートしんゆり」点灯式での歌唱や「川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)」の司会など、多くのイベントに携わってきました。今年からは新百合ヶ丘の芸術文化情報を発信する「NPO法人しんゆり・芸術のまちづくり」のアンバサダーに就任。「地域の皆様から温かく応援してもらってきたことで今の私があるので、これまでの感謝として地域貢献につながる楽しい活動ができたらと思います」と話します。
 
出身は長崎県。スポーツが好きな子どもでしたが、喘息の悪化を機に中学からは合唱を始めました。「幼い頃から歌声を褒めてもらえることが多くて。先生方の支えがあったから歌を続けてこられました」と丸尾さんは言います。高校の頃は一般公募のオペラ合唱団に参加。昭和音楽大学の講師陣から指導を受けたことをきっかけに、給費生として同大学の声楽学科に入学しました。卒業後はフリーで活動する中で街づくりに携わる人々と出会い、大学の先生の勧めで西洋オペラを上演する藤原歌劇団に入団するなど、麻生区を拠点として徐々に活動の場を拡大。イタリアのオペラ音楽祭にも出演するなど、世界の舞台も経験しました。
 
大好きな歌や舞台に携わりながら、人を楽しませる存在になるのが夢だという丸尾さん。現在は歌手活動だけでなく裏方となる制作の仕事も行っている他、「しんゆり・芸術のまちづくり」のアンバサダーとしても新しいチャレンジを始めています。「学校の先生や友人、行政や地域で活動する方々など、人のご縁に恵まれてきた人生でした。自分自身が人のつながりに支えられてきたからこそ、いろいろな人と積極的に関わって人と人とをつないでいきたいです。どんな出会いや出来事があるのか、これからの活動にとてもワクワクしています!」
 

昨秋、長崎県の母校の芸術鑑賞会にて。企画から携わり、後輩の生徒たちの前で歌いました
 
全国交通安全運動のキャンペーンでは一日警察署長を務めました
 
 
[INFORMATION]
丸尾有香 オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/murasakiiro-no-yousei/

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