PEOPLE in ASAO《vol.88》
窪嶋 真弥さん
「スッキリ心地よい空間で 人生も美しく」

 
 
モノが溢れているのに捨てられない、いつも探し物をしている、どこから手を付けていいのか分からない…そんな人たちのモノに奪われた空間と時間と心を取り戻すお手伝いをする仕事が整理収納アドバイザー。「『住』という字は「人」が「主」役と書く。モノに惑わされるのでなく、主役は自分たち自身だということに気づいて」と窪嶋真弥さん。
 
以前は片付け上手ではなかったが、結婚後マイホームの完成を機に「家族みんなが住みやすい家とは何だろう」と意識をするようになったという窪嶋さん。自宅を効率よく整理するために整理収納アドバイザー2級を取得し、2017年には1級を取得。整理収納のプロフェッショナルとして活躍するように。依頼先のお宅に訪問し、住まいの悩みを聞き一緒に片付けをサポート。収納を機能的にし、それを維持できるよう助言している。また、月に1～2回は自宅セミナーを開催し、片付けの基本を指導。窪嶋さんの家のインテリアや収納方法を見せながら、それぞれの家族の動線に合った収納をアドバイスするなど、スッキリ暮らせる心地よい空間作りを提案している。「引っ越しやお子様の入学など、ご家族のライフスタイルが変わるタイミングが大きなチャンス。これからどこに向かって暮らしていきたいのかご自身の内面に問いかけ、モノと向き合うためのコーチの役目をしているのだと思う。空間がスッキリすることで、効率の良い思考ができるようになり時間の整理にもつながるので、忙しい人ほどモノとの関りを考えることが大切です」
 
住宅収納スペシャリストやルームスタイリスト1級の資格も取得している窪嶋さんは、住宅メーカーから依頼を受け、モデルルームのキッチンで整理収納のセミナーも開催。これからは、家を建てる人やリフォームを考えている人にアドバイスをする仕事を広げていきたいと言う。収納アイテムを巧みに取り扱うプチストレス解消の達人として、その活躍ぶりはテレビでも取り上げられるほど。2019年7月15日(月・祝)には積水ハウス べレオ新百合ヶ丘住宅展示場にて「お片付けから始める住まいづくりセミナー」、秋にはリフォーム工房アントレにて整理収納セミナーも予定。「片付けはお母さんがやるものだと思って自分で片付けない家族には、率先してやっている後ろ姿とスッキリした空間の心地よさを見せてあげてください」。笑顔がまぶしい窪嶋さんの今後のさらなる躍進に期待したい。