PEOPLE in ASAO《vol.84》
田中 みずきさん
「自分らしく、美しく輝いて生きるママを 増やしていきたい」

 
 
昨年9月に立ち上げられた「Beaulily（ビューリリー）・しんゆり美ママプロジェクト本部」。女性が自分らしく、見た目もメンタルも生き生きときれいに輝くことは、家族にとっても幸せなこと。そんな女性を増やし街全体を輝かせていきたいという思いで活動を行っている。
 
代表の田中みずきさんは東京都板橋区出身。生徒会役員や部活のサブキャプテンを務めるなど先陣を切ることを進んで行っていたという。結婚を機に大阪に転居。二児の母となり、子育ては楽しいけれど自分の人生を子どもに投影してはいけないと、持っていたネイリストの資格で自宅サロンをスタート。そして2014年、夫の実家のある新百合ヶ丘へ。大学卒業後に不動産業界に勤務していた経験から、かねてよりまちづくりに関わりたいと感じていたところ、ある講演会の「点と点をつなぐまちづくり」という話に心を揺さぶられる。美を提供しているプロとして女性をきれいに輝かせる視点から、街自体が生き生きと活気づくような面白い活動ができるのではと、朝活などで出会った個人事業主の女性たちとプロジェクトを発足させた。
 
しんゆり美ママプロジェクト運営本部と、田中さんをはじめ、ヨガインストラクター、セラピスト、栄養士、鍼灸師、カメラマン、ヘアメイクなど美を提供するプロメンバーを中心に、思いが通じ合う企業や地域の他団体などとタッグを組みながら、「美」をテーマにしたイベントの企画やセミナーなどを「しんゆりママ」に向けて開催。またメンバー向けに経理や法律に関するセミナーなどの開催も予定。4月25日㈭にはブランディングコンサルタントによるビジネスセミナーを主催し、プロメンバーの底上げも図っている。さらに、4月に新百合ヶ丘で開催される「しんゆりフェスティバル・マルシェ」では、他団体とのコラボで、Beaulilyらしい出店を計画中とのこと。
 
「この地域は主体的で、美意識が高い女性が多いです。そんな女性たちが家庭に入っても、時にはその役割を外して『自分らしさとは何か』を振り返ることができる時間を持てたらいいですね。女性が母でありながらも、自分らしくきれいでいたり、楽しくご機嫌でいられることを大切にしていくのは、子どものためにも家族のためにもなること。Beaulilyがその気づきの土台となって、街レベルで幸せな女性が増えていく空間を提供し、それを次世代につないでいけたらうれしいです」。そう話す田中さんの笑顔は、生き生きと輝いていた。