
3月20日、アート活動に関心のある人々が参加する「アートコミュニティ交流会」が、向ヶ丘遊園駅近くの中和ビルにて開催されました。主催は、ハードルが高いと感じるアートに気軽に参加できる環境「ART FOR ALL(アート・フォー・オール)」の実現を目指す川崎市。アートを使った、顔の見えるゆるやかなつながりづくりに58人の老若男女が参加し、第1部「ゲストによる活動事例紹介・アートでつなぐ、現場から」、第2部「宇宙人レシピ・ワークショップと交流タイム」の2部構成の会を楽しみました。
アートとは無縁でしたと笑う、ゲストスピーカーとして登壇した渡邊嘉行さんは現役の医師。「病棟内では敬遠される絵の具を使って子どもたちが白衣をペイントしたことで、カラフルな白衣を着た医師と子どもたちの距離がぐっと縮み、体調不良を伝えやすい関係性が築かれて早めの治療につながっていく。アートが持つコミュニケーションの可能性を感じました」と話し、無機質な小児科病棟が明るい雰囲気に変化していく体験談を共有しました。

里山の保全活動から、もったいない気持ちをアート活動に発展させた「森展」を主催するスミナツコさんは、「自然を通じてアートをもっと身近に」と訴えます。アートに参加するハードルを低くして、きっかけを簡単にしたいという思いから、街中の日常にある緑とアートを融合した「mini森展」も企画。登戸の空き地を活用したアートイベントは好評を得ています。

イラストレーター安藤尚美さんによるワークショップ「マイ宇宙人を描こう」では、自分の好きなことを盛り込んだ宇宙人キャラクター作りを行いました。「もしも自分がちがう惑星に生まれていたらどんな宇宙人だろう?」と、好きな色や食べ物、動物、言葉などを自由にミックスした宇宙人を創作して命名。「宇宙人キャラクターを通じて、創作した人を知ることができて楽しい」「アートと耳にすると難しく感じたが、何をアートと呼んでもいいんだ」と、キャラクター発表会で参加者たちから笑みがこぼれます。好きな園芸を宇宙人キャラクター化した参加者は「植物が枯れていくさまもアートと感じるようになった」と言います。



単発イベントのみで終わらない、これから先にもつなげていく本イベントは今回が3回目。当日リニューアルされたWEBサイト「ART FOR ALL KAWASAKI」(https://kawasaki-city.art/)は、ユーザーID登録をすることでイベント情報の投稿が可能になりました。川崎市内のアート情報を得るだけでなく、発信する立場にもなってアートからつながるコミュニティを楽しみませんか。アートコミュニティ交流会は来年度も開催予定です。
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川崎市市民文化局市民文化振興室
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