当日は33人が4つのテーブルに分かれ、麻生区産菜種油を使ってハンバーグを作った。11月にはカレーライスを企画中
 
麻生区内で栽培した菜の花を絞った油を利用し、また廃油を回収してせっけんや燃料へとリサイクルする「菜の花プロジェクト」。その取り組みについて楽しく学ぶ親子料理教室が、8月10日、麻生市民館にて実施されました。集まった9組の家族は、廃食油活用の資源循環を紙芝居で学んだ後、麻生区産菜種油「なったね油」を使ってハンバーグを調理し、おいしいランチを味わいました。
 
主催した「かわさきかえるプロジェクト」は2005年に設立し、合成洗剤を使わない環境にやさしい暮らしを提案。資源循環型のまちを目指し、川崎市内で全国的に見ても珍しい市民参加型の廃食油を回収しリサイクルする仕組みを形成しました。廃食油を原料として作られるリサイクル石けん「きなりっこ」は、市内にある小学校給食の食器洗いなどで利用され、川崎名産品として販売される洗剤となっています。
 
親子料理教室では「きなりっこ」を使った泡遊びも体験。子どもたちが作った泡の上に、スタッフが顔マークを乗せた「せっけんおばけ」が参加者たちの笑顔を誘います。ハンバーグ作りでは、子どもたちも野菜を切ったりハンバーグのタネを丸めたりと大忙し。「いつもは食べる専門。今日は親子いっしょに料理できて楽しかった」と話すお父さんも。食後はもちろん、きなりっこで食器を洗い、地産地消の親子料理教室は環境にやさしく終了しました。
 
 
[INFORMATION]
かわさきかえるプロジェクト「地産地消の料理教室〜麻生産菜種油でランチしよう!〜」
※2024年9月20日(金)10:00〜 麻生市民館にて、「菜の花プロジェクト報告会」を予定

 
[お問合せ]
かわさきかえるプロジェクト あさおてんぷら油資源化チーム
TEL:044-299-6460(林)