キャッシュレス納付の広報活動を行う岡本夏輝さん(右)と星野椋さん(左)
 
全国納税貯蓄組合連合会と国税庁が共催する令和4年度「中学生の税についての作文」で、川崎西税務署管内では中学校13校による計550編の応募がありました。その中から川崎西税務署長賞に選ばれた岡本夏輝さん(菅中学校2年)と星野椋さん(柿生中学校3年)が12月14日、川崎西税務署にて一日税務署長を体験しました。
 
署長室にて委嘱状が交付され、一日税務署長のタスキをかけられると、二人は名刺交換、一日署長訓示として作文の朗読、キャッシュレス納付の広報活動、署内巡回、模擬決裁などを行いました。一日税務署長を体験する中で、税務署ではたくさんの人が税金に関わる仕事をしていることを知り、驚いている様子でした。
 
岡本さんは、2019年10月の台風19号により自宅近くを流れる多摩川で洪水が起こり、税金からなる191億円の事業費をかけて治水工事が始まったことをきっかけに、税金が生活に密接に関わっていることを知りました。岡本さんが書いた作文タイトルのように、「支え合う社会を目指して」、まだ中学生ですが小さな納税から行っていきたいと話していました。
 
一方、星野さんは生まれつき体が弱く病院に通っていましたが、中学生になり、自分が受けている医療費の助成金は税金からなるものだと知りました。税金はいわば皆から集めた共有財産。「自分だけじゃない」と題した作文で、自分も税金に支えられているからこそ、さまざまな人のために未来への投資だと思って大切にしたいという思いを語りました。
 
馬見塚武治川崎西税務署長より一日税務署長の委嘱状を受け取る岡本さん
 
最初の仕事は名刺交換
 
一日署長訓示として、作文を大勢の税務署職員の前でそれぞれ朗読しました
 
作文の朗読とキャッシュレス納付の広報活動が無事に終わったところで記念撮影
 
署内巡回の後、署長室に戻り、最後の仕事として模擬決裁を行う星野さん
 
 
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川崎西税務署
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