一日税務署長を務めた藤井優衣さん(左)と五嶋大雅さん(右)
 
全国納税貯蓄組合連合会と国税庁が共催する令和3年度「中学生の税についての作文」で、川崎西税務署長賞を受賞した五嶋大雅さん(菅中2年)と藤井優衣さん(柿生中3年)が12月14日、川崎西税務署にて一日税務署長を体験しました。
 
当日は署長室において委嘱状交付式が行われ、一日税務署長のタスキをかけられると、署長として少々緊張した面持ちで初めての名刺交換を体験。その後、一日署長訓示として自分が書いた税の作文をそれぞれ朗読し、キャッシュレス納付の広報活動、署内巡回、模擬決裁などを行いました。
 
令和3年度「中学生の税についての作文」には、同署管内では中学校111校、384編の応募があり、18人の中学生が各賞を受賞しました。川崎西税務署長賞を受賞した五嶋さんの作文は「税を知ろう」。当たり前の日常も税金によって支えられているが、当たり前だからこそ税金が使われているという意識が薄れがち。新型コロナウイルスの流行に対する政策や大震災や豪雨の被災地復興などにも税金が使われ、困っている人々のために使われることを再認識、やはり税の意義は大きいものだと感じている。税金がどのように使われているかを知り、「この納税で誰かが助かる」とプラスに考えていくべきだと主張しました。
 
同じく川崎西税務署長賞を受賞した藤井さんの作文は「大切な人を守る税金」。以前は税金は必要ないと思っていたが、身近な祖父の手術をきっかけに、いかに税金が支援を必要としている人たちのために使われているかを知ったという藤井さん。それから大切な家族の支えとなる税金について学ぼうという気持ちになり、インターネットで調べたり親に聞いたりして税金の種類は50種類以上もあり、学校教育や科学技術、文化発展、医療や年金などさまざまな場面で使われていることを知ります。「税金を払うことは困っている人のためにできる一つのお手伝いなんだと思う」と、今では自分が税金で誰かを救いたいと思うようになったと話しています。
 
 
一日税務署長委嘱状交付式
 
委嘱状を受け取る五嶋さん
 
初めての名刺交換は少し緊張気味
 
国税庁e-Taxキャラクター「イータ君」と一緒にキャッシュレス納付の広報活動
 
一日税務署長として模擬決裁を体験
 
川崎西税務署の石本力税務署長(前列中央)と一緒に記念撮影
 
 
[INFORMATION]
川崎西税務署
川崎市麻生区上麻生1-3-14 川崎西合同庁舎
TEL:044-965-4911(自動音声案内)
URL:https://www.nta.go.jp/about/organization/tokyo/location/kanagawa/kawa_n/