柿生野菜生産者直売会「畑から、台所へ。」五月台直売所
リニューアルオープンした柿生野菜生産者直売会 五月台直売所
 
8月16日、小田急多摩線・五月台駅南口すぐの場所にある、柿生野菜生産者直売会の五月台直売所がリニューアルオープンしました。リニューアルに向けては地域の若手農家集団「畑から、台所へ。」のメンバーが中心となり、今年の春頃から具体的に計画を進めてきました。
 
店舗設計を担当したのは、スタジオ・ソラ一級建築士事務所(東京都多摩市一ノ宮)代表の城田恵子さん。城田さんは京王線・聖蹟桜ヶ丘で「せいせきファーマーズミーティング」というグループを立ち上げ、ファーマーズマーケット「seiseki ASAICHI」を主催しています。「畑から、台所へ。」メンバーの井上広基さん(いのうえのうえん)は、このファーマーズマーケットの立ち上げ当初から出店を継続していて、城田さんとは旧知の仲。近年は「畑から、台所へ。」としても出店しています。また、城田さんのご主人は「畑から、台所へ。」のロゴマークなどのトータルデザインを担当し、ご夫妻そろってメンバーとは親しい間柄。「お世話になってきた方たちのお店のリニューアルに関わることができて、とてもうれしい」と話す城田さん。地域の皆さんに親しまれてきたこの直売所が、これからもより親しんでもらえるようにという思いを込めて、メンバーと何度も打ち合わせを重ねて店舗を設計しました。
 
今回のリニューアルでのこだわりのポイントは陳列棚。今までは商品の野菜が平たく並べられていましたが、角度をつけて縦にディスプレイすることで、どんな野菜が販売されているのか見やすく、分かりやすくなりました。店舗の外から覗いている人にも見えるので、気になった商品があれば立ち寄ってもらうきっかけにもなります。
 
仕上げの段階では、「畑から、台所へ。」メンバー自らが棚の塗装などを行い、より愛着のある店舗が出来上がりました。井上さんは、「発足50年を迎える歴史ある直売会の新たな一歩を踏み出せました」と笑顔。メンバー持ち前のチームワークで、リニューアルオープンに駆け付けた多くの来店客に対応していました。
 
ご縁を大切にしている「畑から、台所へ。」。そのネットワークを生かして、これからはこの直売所を拠点に、さまざまなコラボレーションが生まれるかもしれません。楽しみですね。
 
店舗外観
 
陳列棚
 
陳列棚
 
畑から、台所へ。メンバー
 
 
[INFORMATION]
柿生野菜生産者直売会「畑から、台所へ。」五月台直売所
川崎市麻生区五力田2-3-2 1F(小田急多摩線・五月台駅南口より徒歩1分)
営業時間:月〜土曜 10:00〜13:00、16:00〜18:00
※無くなり次第終了
Instagram:@hatake_kara_daidokoro