市民交流、商業活性の拠点に
11月25日、地域商業連携一体化センター「しんゆり交流空間 リリオス」の竣工記念式典と内覧会が開かれました。同施設は、新百合ヶ丘ハウジングギャラリーの一角に建設された木造平屋建ての建物で、建坪は約47坪。多目的ルームの他に、カフェスペースやレンタルボックスも併設されます。内装が未完成の状態で竣工記念式典当日を迎えましたが、式典には地域の関係者が多数出席し、施設内を内覧。今後の市民交流の場、商業活性化に向けた活動の場として期待を高めました。
式典には、同施設を新百合ヶ丘商店会とともに運営する(一財)川崎新都心街づくり財団と、今年8月に地域活性化や地域活動促進について連携・協力協定を締結した、田園調布学園大学の生田久美子学長も出席。同大学からはこれまでも「しんゆりマルシェ」など、さまざまなイベントに学生や教職員が参加していますが、このような常設の施設が出来上がったことを契機として、今後一層、大学と新百合ヶ丘の街、さらには川崎市との連携を深めていきたいとしています。生田学長は、「今後はイベント参加はもちろんのこと、この常設施設を使わせていただくことで、大学の専門分野である保育や福祉の領域で、例えば、子育て支援や高齢者向け認知症カフェなども可能になります。また大学は研究機関ですので、その活動をもとに研究活動にもご協力いただき、共同研究を進めることができればうれしい」と話していました。
年間を通じて人々が集い、街の魅力を楽しむことができる「しんゆり交流空間 リリオス」のグランドオープンは来年4月。さまざまな形で活用されることが期待されています。
「しんゆり交流空間 リリオス」建設・運営に携わっている関係者・スタッフで記念撮影。
和光大学の学生が授業の一環として地域の農業生産法人やビール醸造会社と連携し、製造・販売を行っているクラフトビール「岡上エール」(写真左)で乾杯。カフェスペースのカウンターには、地域の飲食店の商品が並びました(写真右)。
施設内を内覧しながら歓談する出席者の皆さん。
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