日頃からの防災意識向上を目指し、新旧住民が参加
11月4日、穏やかな秋晴れの下、約70人が早野聖地公園に集まり、早野町内会の防災訓練が行われました。開会式では、杉本良治町内会長が「早野地区は水害に遭った歴史もあります。訓練を機に、もしもの時のために日頃から備えていただきたい」と挨拶。訓練が始まると、参加者は4班に分かれ、水消火器、三角巾による包帯法と応急手当講習(AED・心肺蘇生)、起震車、煙体験ハウスを順番に体験していきました。
「以前に消火訓練を行っていましたが、防災訓練は今回が初めてです。日頃から防災意識を高めることは重要です。訓練を通して、旧住民と新住民の和合も期待でき、地域の活性化にもつながると考えています」と杉本町内会長。以前から防災訓練の必要性を感じ、約2年前に防災部会を20人で立ち上げ準備を進めてきた大沼洋子実行委員長は、「区役所の危機管理室に相談に行ったり、日本赤十字社や消防署の方に分からない点を聞いたりしました。何もないところからのスタートで大変でしたが、今日は多くのお子さんも参加してくれて大成功だったと思います。今後はNTT防災伝言サービスなども取り入れていきたいです」と語っていました。
[INFORMATION]
早野町内会
麻生区で一番南に位置し、横浜市青葉区との市境に接している、会員数約200世帯の町会。早野地区は大半が市街化調整区域や農業振興地域に指定されており、自然豊かな環境が保たれています。