小雨降る10月14日、王禅寺ふるさと公園を会場に、第1回麻生区総合防災訓練が開催されました。あいにくの天気にも関わらず多くの参加者が集まり、27の体験・展示ブースを熱心に回って防災知識を高めました。
 
この防災訓練のテーマは「『見るだけの訓練』から『参加する・考える』訓練へ」。スタンプラリーを取り入れるなど多くのブースを回ってもらえる工夫もされており、大人も子どもも積極的に参加し、災害時に必要となるポイントやノウハウ、日頃から準備すべき防災対策などについて学びました。
 
防災活動に携わって約10年という麻生区自主防災組織連絡協議会会長のお話によると、当時は行政が行うことに期待をする声が多かったそうですが、最近は行政や住民にできることにはそれぞれ限りがあり、そこをうまく補い合いながら行っていくのが防災活動だということが理解されてきているように感じられるとのこと。実際に、参加者の様子を見たりお話を聞いたりする中で、災害発生時は行政の支援が行き届くまでの間は、自分たちの力でなんとか対応しなければという気持ちを強く感じました。
 
今回の総合防災訓練は、これから区内各所で総合防災訓練が行われるようになっていくための第一歩。ここで学んだことを各家庭・地域に持ち帰り、改めて防災について考えることが期待されています。
 

  • あいにくの雨の中、会場の王禅寺ふるさと公園には多くの区民が集まりました。
 
[INFORMATION]
第1回麻生区総合防災訓練
内容:防災訓練(救出体験、消化ホースキット放水体験、災害用トイレ設置、防災キャンプ、一時救命措置・応急救護、起震車など)、展示・啓発(災害伝言ダイヤル、ペット同行避難、口腔衛生、防災展示、宅地防災・建物耐震など)、炊き出し試食、スタンプラリー
 
主催:麻生区役所
共催:新百合ヶ丘自治会、王禅寺町内会、三井百合丘第3地区自治会、新百合ヶ丘第5自治会の自主防災組織
 
 
【お問合せ】
麻生区役所 危機管理担当(麻生区自主防災組織連絡協議会事務局)
TEL:044-965-5115