7月19日に行われたプレス内覧会にて
 
多彩なワークショップで、自由にアートを体験する夏休みに!
川崎市岡本太郎美術館では現在、「芸術は、自由の実験室ー夏のアートキャンプ展」を開催中(9月1日(日)迄)。涼しく過ごすことのできる美術館で、子どもから大人まで、さまざまな参加型・体験型の展示とワークショップが楽しめます。
 
7月19日に行われたプレス内覧会では、4人の受賞者による作家ト-クと公開制作が披露されました。自在な発想と本気の遊びから生み出される、人のすがたの表現や身振りを大胆に使った作品の数々。本展開催中は、公開制作やアーティストトーク、いつでも誰でも参加可能なワークショップなどを通して、夏のキャンプのように身体と心を使って自由にアートを体験できるということです。
一人での創作体験としても、コミュニケーションの場としても、自由にアートを楽しめる空間になっていますので、夏休みの一日、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
 
《出品作家》
 

●國久真有(岡本太郎現代芸術賞 第22回特別賞)
体感軸で身体の流れ最大限に使って弧を描き、何重にもドローイングを重ねていく作風。作品を描いている間は無心になり瞑想の中。のびのびとした曲線は、自分らしく自由へと解き放たれる手段と技法。
※来館者参加型作品「身体から生まれる円を描いてみよう」
 
 

●園部惠永子(岡本太郎現代芸術賞 第24回入選)
サマーキャンプ中の1本の樹木のように見立てた展示作品。来場者には絵筆グングニルを使って白紙のキャンパスにカブトムシやいきものなどを自由に描いてもらい、一緒に作品を創り上げる。
※グングニル……描きたいままに描けない仕掛けのある筆
※来館者参加型作品「なかまをふやそう!真夏のグングニル体験~いきもの編」
 
 

●西除闇(岡本太郎現代芸術賞 第26回入選)
落ちているもの、捨てられたものに再び仏の命を吹き込むかのように作品を創り出す。今回は照明を落とした安らげる空間に作品を展示。直接作品のお面を被り写真撮影が可能。ぜひ作品に触れてほしいという。
※来館者参加型作品「EM-MAR 仏をかぶろう」
 
 

●村上力(岡本太郎現代芸術賞 第21回入選、第23回・第25回・第27回特別賞)
特別賞作品《學校》は本棚をバベルの塔に見立てて組み立て、頂上には広島の原爆ドームが。地面の着地面が現在で、一番上が古代から下へ歴史の流れを表現。今回の展示では《學校》の机に座って本棚にある本を自由に読むこともできる。また、子どもたちが遊べる木の玩具を設置。《キッチン》、《ドールハウス》、《ままごとのお寿司》など、子どもたちが作品に直に触れて遊べるスペースを用意している。
※来館者参加型作品「木製玩具で遊ぼう」
 
 
《今後のイベント》全て申込不要、参加費無料(要観覧料)
●出品作家によるリレートーク&サンバと夕陽会による即興演奏会
4名の作家によるリレートークと、西除闇によるサンバ「辺境のトロピカリズモ」と國久真有の参加バンド「ハードコア夕陽会」による演奏会
開催日時:8月10日(土)14:00~リレートーク・15:30~演奏会
会場:企画展示室
 
●今日の夕陽を振り返る会
國久真有もメンバーである「ハードコア夕陽会」による映像投影と、アンビエントミュージックの即興演奏会
開催日時:8月11日(日)14:00~15:00
会場:企画展示室
演奏:國久真有 他
対象:どなたでも
 
●サマー・アートスクール
長年に渡り学校で教鞭をとる村上力。作家の視点からみた「阿修羅像」「ピカソ」についての授業
開催日時:8月25日(日)、9月1日(日)13:30~14:15
会場:企画展示室
講師:村上力
対象:小学5年生~大人
 
 
[INFORMATION]
川崎市市制100周年記念
「ー芸術は、自由の実験室ー夏のアートキャンプ展」

開催日時:2024年7月20日(土)〜9月1日(日) 9:30〜17:00
※入館は16:30迄
※月曜(8月12日を除く)、8月13日(火)は休館
会場:川崎市岡本太郎美術館(川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内、小田急線・向ヶ丘遊園駅より徒歩17分またはバス)
※近隣に有料駐車場有(台数が限られるため、公共交通機関の利用を推奨)
入場料:一般900円、高校・大学・65歳以上700円、中学生以下無料
 
【お問合せ】
川崎市岡本太郎美術館
川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
TEL:044-900-9898
URL:https://www.taromuseum.jp