第26回岡本太郎現代芸術賞特別賞受賞
特別賞を受賞したレモコ-レイコさん「君の待つところへ」。自分の分身のようなおかっぱの少女が、世界に飛び出し、長い長い旅をしているところを表現しています。作品の前に立つと、絵の奥まで楽しく豊かな世界が広がっているように感じられる、スケールの大きな作品
 
シンボルである「母の塔」前広場の工事に伴い、昨年の9月から休館していた「川崎市岡本太郎美術館」。 2023年2月1日より再開し、18日からは企画展「第26回岡本太郎現代芸術賞(TARO 賞)」が開催されています。
 
時代に先駆けて絶えず新たな挑戦を続けてきた岡本太郎の精神を継承し、自由な視点と発想で、現代社会に鋭いメッセージを突きつける作家を顕彰するべく1997年に設立された同賞。今年度は595点の応募があり、23人が入選しました。17日に行われた授賞式では最終審査の結果が発表され、岡本太郎賞・岡本敏子賞は「該当作なし」でしたが、4人が特別賞を受賞。審査員の一人、岡本太郎記念館館長の平野暁臣氏は、「審査基準は自由な発想から芸術の新しい可能性を探る志、気概や熱意が感じられるかどうか。今後も作品作りに邁進し、再チャレンジを」と呼びかけました。意欲的な作品の数々を観に行ってみてはいかがでしょうか。
 
 
[INFORMATION]
「第26回岡本太郎現代芸術賞(TARO 賞)」展
開催日時:2023年2月18日(土)〜4月16日(日) 9:30~17:00(入館は16:30迄) ※月曜・3月22日(水)は休館
会場:川崎市岡本太郎美術館(川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内)
料金:一般700円、高校~大学生・65歳以上500円 ※中学生以下無料 ※常設展も併せて観覧可
 
 
【お問合せ】
TEL:044-900-9898
URL:https://www.taromuseum.jp/