ゆりがおか児童合唱団
小学1年生から高校3年生までが、学年や学校を超えて一緒に合唱活動を行っています。取材時の団員は35人。
8月の演奏会を最後に高校3年生は卒団しますが、ゆり児の伝統は受け継がれていきます。
 
1970年、母子で合唱を楽しめる場を作りたいと、故・山田榮子さんが百合丘で創立した「ゆりがおか児童合唱団」は、2020年に50周年を迎えました。
 
40周年の年に、山田さんの後を引き継いだ藤井大輔さん(47)は、子どもたち一人ひとりの声を大切にし、自由に伸び伸びと歌えるよう指揮・指導に努めていています。練習では一節ごとに「ありがとう」と一旦演奏を止め、歌詞に出てくる情景などを時には笑いを交えながら解説し、歌の表現方法を指導。そのアドバイスを素直に聞き入れる子どもたちの歌声が、磨かれ変化していきます。「今はよく分からないことがあっても、子どもたちの長い人生の中で、あの時先生が言っていたことはこのことか!と思い出してくれたらうれしい」と藤井さん。
 
団長を務める岩出万都衣(いわでまとい)さん(高2)は、「一人ひとりが自由に歌い、その声が合わさって『ゆり児の色』ができます。演奏会は50年間で培ってきたその色をお客様に伝えるチャンスだと思うので頑張りたい」と、8月の定期演奏会に向けて練習に励んでいました。自身も小2の時に練習を見学して入団を決めたという岩出さん。「ぜひ一度練習見学へ」と、共にゆり児の色を作り上げる新しい仲間を待っています。
 
 
[INFORMATION]
ゆりがおか児童合唱団
練習日:毎週日曜(午前)
練習場所:川崎青葉幼稚園(川崎市麻生区上麻生4-2-2、新百合ヶ丘駅南口より徒歩約10分)他、新百合ヶ丘駅周辺 
 
 
【お問合せ】
ゆりがおか児童合唱団事務局
MAIL:yuriji044@yahoo.co.jp
※8月の定期演奏会のチケット申込みは締切済 
※見学随時受付中
URL:https://yuriji.com/