能登半島地震で被災にあわれた人々に黙祷を捧げて、1月6日、「麻生地区消防出初式」が開催されました。江戸時代から現代に受け継がれる消防の仕事始め行事である出初式。昨年で関東大震災から100年が経過し、本年7月には川崎市政100周年を迎えます。過去から学び、未来につなげる「備え」を再認識する防火防災の祭典となりました。
天候に恵まれた青空の下、ずらりと並ぶ消防車両の赤色が映え、麻生水処理センターあさおふれあいの広場には多くの見学者が賑わいました。消防署員から被せてもらった防火帽が子どもには大きすぎて、笑顔がはじける家族連れ。麻生消防署員、消防団員、少年消防クラブの子どもたちらが消防音楽隊の演奏にあわせて登場してきます。「みなさんに消防服姿を見せることができて嬉しい」と行進を終えた消防団員が、家族らを巻き込みスマホの自撮りで記念撮影をする姿も。コロナ禍から4年ぶりの一般公開で、誇らしそうな喜びの表情を浮かべてでした。
防火に尽力した関係者の表彰式を終えると、消防広報を行うカラーガード隊「レッド・ウィングス」がフラッグなどを活用したドリル演技。祝賀飛行ではヘリコプター「そよかぜ」に乗った消防航空隊員が手を大きく振る挨拶しながら上空を横切り来場者たちを盛り上げました。広場の両端に集結した消防用ホースを上空に向かって一斉放水する光景も圧巻。災害はいつ発生するかわかりません。元日に発生した地震を身近に感じて、防災意識を高める約1時間半の行事となりました。
[INFORMATION]
令和6年麻生地区消防出初式
主催:麻生消防署・麻生消防団
協力:麻生消火協会・麻生消防研究会
【お問合せ】
川崎市 消防局麻生消防署予防課
TEL:044-951-0119
MAIL:84asayo@city.kawasaki.jp
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