しんゆりジャズスクエア vol.63「世の中を明るくした昭和黄金期のジャズ」
 
そのジャズの名曲が、テナーサックスの名手・右近茂の甘い音色の演奏で蘇る!
 
《出演》
 
右近 茂(テナーサックス)
1963年神戸市生まれ。幼い頃観た古いハリウッドのジャズ映画などに魅せられ、ジャズメンの道を志す。上京後、若手には珍しく、都会的でオーソドックスにスイングするテナーマンとして注目を集め、世良譲(Pf)、北村英治(Cl)、藤家虹二(Cl)、猪俣猛(Ds)ら大御所のミュージシャンとの多くの共演でキャリアを積む。1998年にはスイング系テナー奏者として人気のハリー・アレンとテナーバトルを演じ好評を博す。また、数少ないクラリネット奏者としての評価も高く、藤家虹二のアルバムに参加。2001年にファーストアルバム『Ukon At Ease』を発表。猪俣猛ジャズカルテットで、客船「飛鳥2」ワールドクルーズにゲストエンターテイナーとして毎年乗船。現在は自己のカルテットで横浜ロイヤルパークホテル「シリウス」のレギュラー出演のほか、北村英治クインテット、猪俣猛カルテット、谷口英治(Cl)セクステットなどメンバーとして活躍中。2008年にセカンドアルバム『ストレンジャー イン パラダイス』をリリース。日本ジャズ賞にノミネートされた。偉大なジャズ・スタンダードを小粋に、スインギーに良い音で演奏してゆくことをモットーにしており、現代的な感覚とトラディショナルなイディオムがハイレベルで融合したテナーマンである。
 
田辺 充邦(ギター)
10歳からギターを始め、高校時代からジャズに傾倒しジャズギターを宮之上貴昭氏に師事。1985年からプロとしての活動を開始し、1988年に渡米。ニューヨークを中心に多数のミュージシャンとセッションを重ねる。1999年、岸ミツアキ・トリオで、カリフォルニア州・コンコードジャズフェスティバルに出演。カウントベイシーオーケストラ、ローズマリークルーニー、マンハッタントランスファーなどと同じステージに立つ。阿川泰子/八代亜紀、森口博子、岸ミツアキ/LOVE NOTES等、ライブやCD・DVDなどのレコーディングセッションにも数多く参加。LOVE NOTESではTV番組のアレンジやCMソングの提供、CMにも出演。 PPMのPaul StookeyとLAでレコーディング。テナーサックスのスコットハミルトン、ハリーアレンやピアニストのノーマンシモンズのツアーに参加。スコットハミルトン、ピアニストのジョンバンチとのレコーディングにも参加。八代亜紀のジャズアルバム、夜のアルバム、夜のつづきの二枚でギターを担当。香港のアーティストVincy ChanやKwangorのレコーディングに参加。アレンジとギターで参加した楽曲「東京は夜の7時」が東京オリンピック2020閉会式のフラッグオーバーセレモニーで使用され好評を得る。最近では映画BLUE GIANTの劇中音楽とサントラに参加。また教則本の出版や音楽雑誌の試奏レポート、ラジオ番組のパーソナリティーと他分野で活躍。ビンテージギターのコレクターとしても有名。最近ではSignature Model Yamaoka guitar MT17を使用。2004年リーダーアルバム、Bernie’s Tuneをスキップレコードより発売。チェロとギターのユニット田辺商店でBossa Cradle,Get on a swingを発売。ウェス・モンゴメリー、バーニー・ケッセル、フレディ・グリーン、などを敬愛し、ソロギターからビッグバンドのアンサンブルに至るまで、幅広いスタイル をこなすプレイヤーとして定評がある。
 
須藤 俊也(ピアノ)
1951年9月25日生まれ、福島県郡山市出身。日大芸術学部音楽学科ピアノ科中退後、75年プロ入り。高田馬場「BIG BOXジャズボーカルサロン」(Vocal)金子晴美 青木喬嗣グループに参加。76年、自由が丘「New 5 Spot」の尾田悟(Ts)グループに入り、多数のミュージシャンとのセッションを経る。77年村田浩(Tp)グループ、中川喜弘(Tp)&ディキシー・ディックス等と共に活動し、80年外山喜雄(Tp)&デキシーランドセインツ、五十嵐明要(As)&聞楽亭、岡田愛詩(As&V)&シャイニングスターに参加。一方、谷啓&スーパー・マーケットではNTVおはよう子供ショー、TBS笑って笑って60分等バラェティ番組にも出演する。80~81年、2年間にわたり尾田悟グループにおいて青木喬嗣(B)、五十嵐武要(Dr)と共に高田馬場BIG BOXに於ける「1001コンサート」に参加。82年、杉原淳(Ts)&ニューサラブレッツに入り、日本テレビ「11PM」に出演(1982~1986)すると共にライブハウス、ホテル、コンサート等で活躍、86年にトリオを結成(B横山涼一、Ds礒見博)、ライブ活動にはいる。93年にサラブレッツを退団後ドラムに木村由紀夫をも迎える。現在、加瀬達(B)木村由紀夫(Ds)とトリオを組み、さらに木村由紀夫&NSQ、、五十嵐明要(As)&聞楽亭で活動中。トリオ+(Tp)伊勢秀一郎を加えたカルテットで、CD「Dedicated To You」を2019年に録音。
 
ジャンボ小野(ベース)
1954年9月17日、東京都渋谷区出身。兄の影響で9歳頃からギターなど楽器に親しみ始め、仲間とグループを作りbassを担当。高校在学中よりベテランバンドに混じってアルバイトもし始めた。卒業後woodbass興味を持ち、柴田恒夫氏に実技、荒川康夫氏に理論を習う。20代はジャズクラブ「After 6」を中心にSir Charles Thompson、Red Richards、Gene Rodgers他、沢山のアメリカのピアニストのグループでジャズのスピリットを学ぶ。30代では、フリーのミュージシャンとなり様々な活動を開始する。この頃来日中のScott Hamiltonとも共演する。現在コンボでは、谷口英治6、岩見淳三with Yayoi、など、フルバンドでは、鈴木正夫と「スウィンゴタイムス」、そして菅原洋一氏、旗照夫氏、しばたはつみさんなどのサポートとしても活躍し、さらに若手の鈴木重子さん、小林桂君 などのステージにも参加。その他都内ライブハウスにも出演する傍ら、数々のレコーディング、ミュージカルの劇伴等にも熟し、音楽のジャンルもクラシック、 タンゴカンツォーネにまで興味を持ち今なお活躍の場を大きく広げようとしている昨今である。ちなみに、愛用のガスパロ・ダサーロは西暦1600年頃イタリアのベルシアで作られた名器で裏板のネックに近い部分には聖母マリア像が埋め込まれている。その音色は深く、優しく聴くもの心を忽ち虜にしてしまう不思議な魅力を持っている。
 
木村 由紀夫(ドラム)
福島県いわき市四倉町出身。東海大学在学中、JAZZ研究会に入部しJAZZドラムを始める。1972年、赤坂「ミカド」のハウスバンドでプロとしてスタート。自己のバンドでライブ活動を始めながら、20代の時から、高田馬場BIG BOXでのVictor Jazz Vocal Salonに金子晴美(Vo)らと共にレギュラー出演。南青山「ランプライト」での、デキシー、スウィングセッションなどでドーリーベーカー(Vo)、中川喜弘(Tp)、花岡詠二(Cl)と共に出演。その後、袴塚淳トリオ、遠藤律子トリオ、中村誠一カルテット、杉原淳&サラブレッズに参加。また遠山晃司トリオでは峰純子(Vo)の伴奏を長年に渡り務める。1992年、2年に一度開かれているインドのJAZZフェスティバル「JAZZ YATRA」に阿見紀代子(Vib)カルテットにて出演。又、来日中だったサー・チャールズ・トンプソン(P)トリオでは、六本木の「テリーズ・バー」にレギュラー出演。1996年より2004年まで世良譲トリオに参加。1997年には、来日したベーニー・カーター(As)と六本木の「バードランド」で共演し好評を得る。現在、杉原淳、五十嵐明要、原田忠幸KKB BAND、吉田賢一トリオ等に参加。2011年より”New Standards Quintet”を結成、ライブハウス、コンサートなど精力的に活動中。近年ではバリー・ハリス(P)、ジーン・ディノビ(P)、ロブ・バガード(P)ビル・メイツ(P)、二ール・スウェソン(B)など国内外ミュージシャンとの共演など数多く、モダンジャズ、デキシー、スウィング等を幅広くこなすドラマーとして、コンサート、ライブハウスに出演の他、数多くのセッションやレコーディング等に活躍中。2001年4月から、尚美学園大学にて後進の育成にもあたっている。
 
 
 
《演奏予定曲目》
フラミンゴ、明るい表通りで、ハーレム・ノクターン、小さな花、Si Tu Vois Ma Mère、鈴懸の径、ムーンライト・セレナーデ など
 
 
[INFORMATION]
しんゆりジャズスクエアvol.63
「世の中を明るくした昭和黄金期のジャズ」

開催日時:2024年3月8日(金) 19:00開演(開場18:30)
会場:川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(川崎市麻生区万福寺6-7-1、小田急線・新百合ヶ丘駅北口徒歩3分)
一般チケット:3,500円
 
発売日:2024年1月29日(月)
 
★一般チケットの他にも割引チケットをご用意! ※電話予約・窓口販売のみ
・2枚セット券:6,000円
・団体割引:20人以上での鑑賞で団体割引適応
※詳細は川崎市アートセンターまで
・障がい者割引チケット:2,000円(要障がい者手帳、付き添い1人まで同額)
※付き添いの方が予約する場合、電話のみ受付。詳細は川崎市アートセンターまで
★年間パスポートをご利用のお客様は、追加券を2,500円で販売いたします。
 
 
※全席指定・税込
※発熱や咳など体調に不安のある方はご来場をお控えください。また手指消毒、咳エチケット等にご配慮ください。
 
★川崎市市制100周年記念プレ事業
 
主催:川崎市アートセンター
共催:(株)エリアブレイン、(株)プレルーディオ
後援:NPO法人しんゆり・芸術のまちづくり、「音楽のまち・かわさき」推進協議会
 
 
【お申込み】
●電話予約・窓口販売・WEB予約
川崎市アートセンター
TEL:044-959-2255
小田急線・新百合ヶ丘駅北口徒歩3分
(9:00~19:30、原則毎月第2月曜除く、電話予約は土・日・祝日も除く)
URL:https://kawasaki-ac.jp/
※WEBサイトでは一般チケットのみ購入可
●その他の窓口販売
・マイタウンチケットセンター
新百合ヶ丘駅南口徒歩3分 新百合ケ丘マプレ1F「しんゆり写真工房彩」内
(平日9:00~19:00、土・日・祝日10:00〜19:00、第3水曜定休)
 
 
【お問合せ】
川崎市アートセンター
TEL:044-955-0107
URL:https://kawasaki-ac.jp/