会場の様子
初監督作品『Ribbon』上映後、横浜美術大学に登壇した、のん監督。在校生からの質問に答えました
 
2023年10月14日~15日、トキワ松学園 横浜美術大学で芸術祭「横幻亰⼤蔡(オウゲンキョウタイサイ)」が開催されました。今年はコロナ禍以降初めて完全対⾯式となり、15日には「美大生になりたかった!」と話すのん氏が登壇。自身が脚本、監督、編集、そして美大生役として主演も務めた長編映画『Ribbon』の上映会とアフタートークに、171人の参加者が集まりました。
 
本作は、コロナ禍で卒業制作展が中止となった美大生が、ステイホームを過ごしながら「創作」を見つめなおす再生ストーリー。のん氏によると、誰にも見られなかった展示物を泣きながら壊す美大生の現実を知り取材をしたことから着想を得たそうです。映画のキャッチコピー「ゴミじゃない。」にも表されているように、メッセージ性が強い作品となっています。
 
創作活動に限らず、健康法についての質問もあって盛り上がる会場(24才から始めたバレエで体調良好とのこと)
 
アフタートークでは、創作活動に行き詰ったときの対処法など美大生ならではの質問も。「ふだんの生活、体験を大切にして幸せを感じるようにする」「創作できそうかも!と思える状態に持っていく」と回答しつつ、「でも、時々さぼって」と笑うのは多岐にわたるアーティスト経験から。コロナ禍で芸術は不要不急といわれる中で、創作が好きである自身に改めて気づいたといいます。
 
授業制限は学生のみならず大学側も初めての経験で大変だったと話す同大学教員。あの3年間の美術大学をリアルに描いた作品を紹介した同イベントは、「美大生に観てもらってうれしい」というのん氏の言葉を最後に、大盛況のうちに終了となりました。
 
 
[INFORMATION]
横浜美術⼤学 2023芸術祭「横幻亰⼤蔡(オウゲンキョウタイサイ)」
開催日時:2023年10月14日(土)・15日(日)
 
学校法人トキワ松学園 横浜美術大学
横浜市青葉区鴨志田町1204(東急田園都市線・青葉台駅より「日体大」行バス約10分「横浜美術大学」下車)
TEL:045-962-2221
URL:https://www.yokohama-art.ac.jp/
 
 
【本イベントのお問合せ】
横浜美術大学 広報係
MAIL:hamabi@yokohama-art.ac.jp