6月30日・7月7日・14日・20日・26日・28日で全6回にかけて麻生市民館岡上分館にて開催された、「迫りくる災害に備える!リアル防災講座~自分事として考える・地域の防災~」。いつ・どこで起きてもおかしくない災害への日頃からの意識や備えを学べる講座に、小学生とその保護者16人が参加しました。
災害支援に関わった人の体験談を聞いたり、自主防災組織について学んだりといった知識を習得する内容から、岡上小学校の備蓄倉庫や恩廻公園調節池の地下約50mの巨大トンネルの見学、夜の岡上分館での被災体験といったシミュレーションまで多彩なテーマで展開。最後は学んだことを学校や地域の人に伝えられるようパネルとポスターにまとめました。
参加した子どもたちからは、「避難所に行くより在宅避難できたほうがいいことを初めて知りました」「携帯トイレの作り方と使い方を教えてもらって勉強になりました」「怖かったです。避難所でずっと過ごすのは難しいと思いました」など、それぞれに素直な感想が。大人たちからも、「学校の倉庫を見て家で備蓄することの重要性がわかりました」「消防団など他組織との連携も大切だと感じました」と、気づきや発見があったことをうかがえる感想が寄せられました。
岡上分館の担当者は、「回を重ねるごとに参加者同士で情報交換し合うなど、交流が生まれたのがよかったです。知らなかったことを知る良い機会になったというお声も多くいただきました。講座に参加したことで防災への意識が高まり、行動に変化が起きたのなら嬉しく思います」と、参加者へ今回の経験を災害への備えに生かしてもらうことを期待しました。
[INFORMATION]
迫りくる災害に備える!リアル防災講座~自分事として考える・地域の防災~
主催:川崎市教育委員会
実施期間:麻生市民館岡上分館
【お問合せ】
麻生市民館岡上分館
TEL:044-988-0268