友人や自分より年齢の低い子どもからも注文(寄付)を受け、パワーをもらったという住田さん。
 
新型コロナウイルスの影響を受け、留学先のアメリカ(オハイオ州)から急遽3月に帰国した高校2年生の住田葉音さん。帰国後は留学を途中で終えたことによる不完全燃焼感を拭うことができず、それならばと、コロナと戦う人々のために今の自分にできることがないか探し始めました。しかし社会は自粛ムード真っ只中。なかなかイメージするものが見つからず、自らブランドサイト「NONИOИ(ノンノン)」を立ち上げて、個人で簡単に寄付をできる仕組みを作り、活動をスタートしました。
 
サイトでは住田さんがデザインしたステッカーを販売、経費を除き生じた利益全てを「WHOのための新型コロナウイルス感染症連帯対応基金」に寄付します。WHOを通じて、医療従事者など、新型コロナウイルスの蔓延を終息させるために活動している人々を応援するという仕組みです。
 
意識したのは、支援(応援)が確実に誰かのために届くこと、街で見かける募金活動のように、思い立った人が簡単に参加できる方法であること。さらに、ささやかでも何か支援したいと考えている人にとって、選択肢の一つになることだと言います。
自宅で簡単に製作ができ、郵送料も安く抑えられるという理由から、商品はステッカーに決定。一人でも多くの人に参加してもらえるよう、販売価格も1枚550円としました。その他、友人からの提案で、「商品購入はせず寄付のみ」という選択もできるように追加しました。
 
寄付先をWHOに決めたのは、留学先で知り合った友人を通して世界各国の現状を知り、日本だけでなく、世界で苦しむ人のために活動したいとの思いから。ステッカーのデザインには,
だるまや浮世絵といった日本を連想させるイメージも取り入れています。
 
コロナと戦う人々への応援が目的なので、目標金額や活動期限などはあえて決めていないそうです。「自分にできることが何かないかと探している人は、私の他にもきっといると思います。そんな人にぜひ利用してほしい」と、住田さんは呼びかけています。
 
 
ステッカーは全5種類、1枚550円。
 
 
【INFORMATION】
NONИOИ公式サイト
URL:https://nonnon2020official.com/