日頃から工作などをすることが好きで今回のイベントに参加したという姉妹。難しい作業は両親に手伝ってもらいながら楽しんで作っていました
 
親子で身近な素材を切って貼って、楽しくリユース!
 
7月20日、地域子育て支援センターみなみゆりがおかにて、未就学児向けのイベント「楽しくリユース!『身近な素材からうまれる手作りおもちゃ』」が開催されました。本イベントはトイレットペーパーの芯やペットボトルのキャップなど、ごみとして捨てられてしまうものをおもちゃ作りに再利用し、親子で楽しもうというもの。川崎市制100周年記念事業の一つとして川崎市内の各区で開催されています。
 
当日は0~3歳の子どもと、その保護者、計12組が参加。両親のほか、祖父母と一緒に参加した子どもたちの姿もありました。おもちゃ作りが初めての小さな子どもでも楽しめるよう、まずは折り紙を切っただけでできるおもちゃで慣らした後、徐々に本格的なおもちゃ作りへ。子どもたちは保護者のサポートの下、テープで止める、色を塗るなどできることからチャレンジし、最終的にはパラシュートやこまなどを作って楽しみました。講師の武田真理恵先生からは、「便利なものに囲まれた現代の生活の中で、子どもたちが手を使う機会が減っているのでぜひおもちゃ遊びを通じて手をたくさん使って欲しい」と、思わず大人がハッとさせられる話も。
 
また、同センターは基本的に平日しか開所していませんが、毎月第3土曜を「土曜開所DAY」としており、普段はなかなか一緒に来ることができないお父さんが子どもと一緒に来るケースが、最近は増えているそうです。イベント当日はこの土曜開所DAYだったこともあり、施設内ではそれぞれの家族が思い思いの時間を過ごす姿も。そしてイベントをきっかけとした新たな交流も生まれていました。
 
地域子育て支援センターみなみゆりがおかではこうした親子で楽しめるイベントはもちろん、育児相談や、子育てに関する講座なども開催。イベントに合わせて来所している利用者もいれば、毎日来てるという利用者からは、いろんな人に成長を見守ってもらっている安心感があるという声も聞かれました。
 
スタッフも「常時保育士が在中していますので、気軽に子育てについてお話ができます!9月もイベントがありますし、スタッフ一同お待ちしております!」と笑顔いっぱい。ほっと一息つける交流の場として、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。9月のイベントについては下記のリンクよりご確認ください。
 
出来上がったおもちゃで両親と遊ぶ1歳の男の子。一人で作るのはまだ難しくても、おもちゃには興味津々!
 
本イベントの講師でおもちゃコンサルタントマスターの武田真理恵先生。先生曰く手には2万ものセンサーがついているそう。「おもちゃを通じて沢山手を動かしてほしい」とのこと
 
作業の合間には、今回作ったものをさらに発展させたおもちゃや、麻生区にある会社が作っているおもちゃの紹介もありました
 
普段からよく支援センターのイベントには参加しているという男の子とお父さん。施設で色んなおもちゃ遊びを試して家で使うおもちゃのセレクトに役立てているそう
 
廊下には同センターのイベント告知の他、近隣の保育園や同じ麻生区内の子育て関連施設の情報が掲示されているのでぜひ情報収集を
 
 
[INFORMATION]
川崎市地域子育て支援センターみなみゆりがおか
川崎市麻生区王禅寺西1-26-2
TEL:044-966-2239
URL:https://www.city.kawasaki.jp/asao/page/0000135459.html