自転車愛好家の聖地の入り口に建つ「クロスコーヒー」
昨年のオリンピックで注目を集めた自転車競技。コースにも使われた南多摩尾根幹線は、東京や神奈川のサイクリストのメッカとしても知られています。その起点となるJR南武線・矢野口駅そばにあるのが、自転車愛好家が集まる「クロスコーヒー」です。
立ち上げたのはオフロードの自転車競技、シクロクロスの大会である「稲城クロス」発起人の棈木さん。カフェでは初心者向けや、女子限定のライドなどさまざまなイベントが開催され、申込み開始2~3日で定員に達する人気のイベントも多いです。店には自転車競技経験豊富なスタッフがおり、イベント時に限らず質問に答えてくれるそうです。
「稲城クロス」は初心者から中級者向けの大会で、河原に面した全長2kmのコースを一望できる観戦のしやすさも魅力。年2回開催しており、次回は2022年2月12日(土)、先着順でエントリーを受け付けています。大会当日はクロスコーヒーの出店もあり、コーヒーを飲みながら応援もできます。自転車競技をオリンピックで初めて知った人も、観戦に足を運んでみてはいかがでしょうか。
[INFORMATION]
CROSS COFFEE
東京都稲城市矢野口227-1 グランツドルフ1F
TEL:042-401-6126
営業時間:7:00~17:00
URL:https://www.cross.coffee/
ふらっと、つながる、「くらすクラス」
JR南武線・稲城長沼駅高架下の交流施設「くらすクラス」。今年度から運営の形が変わり、利用の幅が広がっています。ワークショップや習い事のレンタルスペースの他に、気軽に立ち寄れる曜日ごとの催しも始まりました。
取材した金曜日は音楽好きが集う日で、多様な世代で賑わっていました。毎週15:00頃から1~2時間ほど行われており、演奏したい人も聴きたい人も気軽に参加できます。駅の制服を着たスタッフが演奏を楽しみながら見守ることで、日時の決まったイベントや条件でマッチさせるサービスでは起こらない化学反応が生まれているといいます。「地域の方々と出会いたい」と言うスタッフの髙橋さん。改札の外でも駅がつながりの拠点となるようにと、熱意を持って取り組まれていることが伝わってきました。月曜の昼頃には絵本の読み聞かせの時間などもあり、定期的な催しは今後も増える見込み。偶然の出会いを楽しみに、ふらっと立ち寄ってみてください。
[INFORMATION]
くらすクラス
東京都稲城市矢野口東長沼516-2
営業時間:10:30~17:00 ※金曜のみ19:30迄
定休日:火・水曜
URL:https://www.kurasu-class.me/