朗読劇や講演を通し平和の尊さを訴える
平和の大切さを次世代に語り継ごうと「平和へのバトン」と題したイベントが、麻生市民交流館やまゆりで開かれます。内容は原発事故を題材にした朗読劇や、被爆の経験を語る講演会などで構成されています。
主催は麻生・多摩の区民らでつくる「平和を願う会」。2017年に発足し、イベントの企画を通して地域の人たちと交流しながら、被爆の苦しみや平和の尊さを訴えています。今回は震災や原発事故をテーマにした朗読劇「空の村号」を披露。主人公の友人など2役を演じる高校2年生の冨田健吾さんは、「小学生の目線で描かれた作品で、ユーモアを交えた場面もあります。震災のことを知らない子どもたちにぜひ観てもらいたい」と話してくれました。また講演会では、同会共同代表で「川崎市折鶴の会」会長の森政忠雄さんが登壇し、自身が11歳のときに広島で被爆した経験などを語っていただきます。同じく共同代表の萩坂心一さんは「『戦争』の対義語は『忘れる』こと。平和について考える時間を参加者の皆さんと共有できたらと思っています」と来場を呼び掛けています。その他、会場では折鶴づくりのワークショップや原爆写真のパネル展示なども行われるそうです。
[INFORMATION]
平和へのバトン 〜あの日から続く未来への願い〜
開催日:2019年8月3日(土)
内容:朗読劇「空の村号」(1)10:30~11:45・(2)14:45~16:00、講演会13:30~14:20、ワークショップ折鶴づくり・原爆写真パネル展示12:00~17:00 ※朗読劇終了後に意見交流会有
会場:麻生市民交流館やまゆり
料金:大人1,000円、学生500円
※予約不要、先着40人
主催:平和を願う会
後援:川崎セブンスター
【問合せ】
平和を願う会
TEL:044-935-0313(萩坂)
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