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【麻生の人 vol.69】景観に馴染むナチュラルガーデンを介して 花好きな人たちの輪が広がれば〜 杉浦 百合子さん


杉浦 百合子 さん
育庭家・一級建築士
杉浦 百合子さん(麻生区在住)

 

 小田急線・鶴川駅から歩いて15分。がれきが埋まり篠竹や雑草が繁茂する荒れた傾斜地を少しずつ開拓し、里山の景観に馴染む約300坪のナチュラルガーデン「季(とき)の庭」を作った杉浦さん。癒しの場として立ち寄っていた近隣の人たちからの希望もあり、5月22日(月)からオープンガーデンを開催する。

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 玉川上水近くの金蘭銀蘭が咲き乱れる雑木林の中で駆け回っていた少女時代。子どもの頃の夢は大工さんになること。工学院大学建築学科に学び、建築家の杉浦伝宗氏と結婚したのを機に岡上に。36歳で独立し、自然環境と融合する街づくりをテーマに数多くの公共の住宅地開発を手掛けて約15年。母親の介護などで仕事を退いた後、鶴川駅前の公園で花壇作りのボランティアも。
 森に返そうとたまたま購入していた自宅近くの傾斜地。2011年の大震災後、ふさぐ気持ちを明るくしたいと、1日に畳半分の広さずつ開墾し、たい肥を入れ、好きな花を少しずつ植えた。以前アメリカの絵本作家・園芸家、ターシャ・テューダーの庭を見た時の衝撃を忘れられなかった杉浦さん。仕事では綿密に計画した設計図を作ってきたが、ここでは「人の手で作りこまない庭」がテーマ。花の気持ちになり、掘って出てきたがれきなども利用し、花が気に入るであろう場所、花自身が楽しそうな情景を想像しながらそれぞれの花の居場所を作る。現在は600種の植物が植えられ、四季折々の花でいっぱいに。ご主人は古家の廃材も利用したテーブル・椅子・納屋などを作り、ガーデンを演出。敷地内にあるお嬢さんのドッグサロン「アトリエ・ノル」の屋上庭園からは、「季の庭」の全景が見渡せる。「数年後には花を見ながらお茶が飲めるよう、カフェも検討中。花の可愛らしさと共に、近隣の里山風景に馴染む庭から、岡上のまちの魅力を感じてもらいたい。オープンガーデンを通じて、花を介したコミュニティーづくり、花と緑のあふれるまちづくりに繋がれば…」

 

遊びにきたカモ
「今日もお仕事ですか」とご主人に言われ、長靴姿にシャベル、ツルハシで毎日クタクタになりながら開墾した庭。今はいろいろな生きものたちが遊びにやって来る。

 

薔薇
オープンガーデンの時季は150株のバラが咲き始める頃。「花好きな人が来てくれると、花も喜ぶ」

 

▼オープンガーデン
開催日時/2017年5月22日(月)~28日(日) 10:00~
場所/岡上1462-2(和光大学正門先)

 
 

【問合せ】
TEL/090-3685-7238(杉浦)

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