多くの参加者が集まった合同活動報告会。はじめに挨拶をする佐藤直樹多摩区長
 
地域活動団体の支援やマッチング、居場所づくりなどの活動を行う、多摩区ソーシャルデザインセンター(以下、多摩SDC)が毎年開催している活動報告会が、3月7日に多摩区役所で開催されました。今回は、互いの地域活動の状況を把握し、地域課題の解決・周知につなげる取り組みとして、多摩区・3大学(専修大学・明治大学・日本女子大学)連携協議会による大学・地域連携事業の活動報告会との合同開催となりました。
 
 
第1部 大学・地域連携事業の活動報告

多摩区・3大学連携協議会の活動報告では、専修大学ネットワーク情報学部の佐藤慶一教授が「デジタル技術を活用した防災まちづくり手法の開発」について報告。多摩区の「逃げ地図」(避難所までのルートを時間ごとに色分けして、避難完了までにかかる時間を可視化する地図)のデジタル化や、能登の被災地を学生と共に訪れ、実際の避難状況の記録をもとに、災害時に被災情報が個々に行き渡る技術の開発につなげる取り組みを行っていることなどを報告しました。また、日本女子大学人間社会学部社会福祉学科の黒岩亮子教授は、自らが主催する「地域で活動したい市民のためのキャリアデザインセミナー」について報告を行い、自身のキャリア形成や「越境学習」として捉えることで、ボランティア活動にチャレンジしやすくなる活動として紹介しました。
 

多摩区の「逃げ地図」について話す専修大学ネットワーク情報学部の佐藤慶一教授
 
セミナー終了後、希望者には「越境学習プログラム」で地域活動の体験・学びの継続的支援を行う、日本女子大学の黒岩亮子教授
 
 
第2部 多摩区ソーシャルデザインセンターの活動報告

多摩SDCの活動報告では、中間支援・コーディネート、多摩区地域コミュニティ活動支援事業(多摩区まちのひろば活動支援資金)、来年度に向けての活動などについて報告が行われました。質疑応答の時間には参加者から熱心な質問や意見が寄せられ、地域で活動している団体からの「どうしたら若年層の参加者を増やせるのか」という質問に、地域と若者をつなげる多摩SDCらしい回答をする場面も見られました。
 

多摩SDCと多摩区・3大学地域連携協議会の今後の連携について話す、多摩SDCの俵隆典氏
 
報告を行う多摩SDCメンバーの学生。多摩SDCでは高校生や大学生を中心としたメンバーが、生き生きと活動しています
 
 
地域社会との連携に積極的に取り組み、市民と一緒に地域課題の解決に向けた活動を展開していくことを目指す多摩SDCと3大学連携協議会。今回の報告会をきっかけに、それぞれの活動の連携が強まり、つながりの輪が広がることが期待されています。
 
 
[INFORMATION]
多摩SDC & 多摩区・3大学連携協議会 大学・地域連携事業 令和7年度合同活動報告会
主催:一般社団法人 多摩区ソーシャルデザインセンター、多摩区・3大学連携協議会
多摩SDC URL:https://tama-sdc.com/
多摩区・3大学連携協議会 URL:https://www.city.kawasaki.jp/tama/category/110-13-4-6-0-0-0-0-0-0.html