入り口
駅から徒歩4分、ミューズ歯科クリニックの正面入り口
 
新型コロナウイルスの緊急事態宣言の解除から早2ヶ月。南武線・稲城長沼駅から徒歩4分の街中にあるミューズ歯科医院で、「新しい生活様式」を踏まえた今後の歯科診療について話を聞いた。
 
編集部:まず、コロナ禍の現在の状況について、先生は診療をしながらどのように感じていらっしゃいますか。
ミューズ歯科クリニック・前川紀雄院長(以下、前川院長):連日の感染者数の推移に緊張感があり、皆様は外出自粛などで、これ以上の感染拡大をさせないように努力されていると思います。一方で本来必要な外出をまだ制限されている人も多く、その一つが歯や口腔の健康維持に必要な「歯科検診」です。コロナ禍において、「歯科医院は感染リスクが高い」と海外の報道があり、日本でも同様の報道が生じたため、多くの方が歯科受診から遠ざかる発端になりました。この報道は、仮に新型コロナウイルス感染者が受診したときに、歯科医療スタッフの感染する危険性を指摘したものでした。ところが多くの方は、歯科医院は「密」であり、感染リスクが高いというイメージを持ってしまい、外出自粛の対象が歯科治療にまで拡大に至ったと思われます。
 
編集部:歯科医院から何となく足が遠のいてしまった人もいるかもしれませんね。実際のところ、歯科医院における感染のリスクは高いのでしょうか。
前川院長:本来、我々医療従事者は十分な感染対策を行うことで院内感染を防ぎ、通院された方への二次感染を防ぐ事を第一にしています。実際の歯科医院はマスクやフェイスシールド、手袋は使い捨てで、滅菌処置済みの治療器具の使用など、高い感染予防対策を行っています。それに加え、スタッフの健康管理、待合室における「密」の回避、換気や徹底したアルコール消毒など、さらに予防策を行っています。そのため、日本全体を見渡しても歯科医院を通じてのコロナ感染報告例はありません(6月末現在)。
 
編集部:なるほど。それでは、「新しい生活様式」を踏まえた上での今後の歯科診療について、教えてください。
前川院長:外出自粛による「歯科ばなれ」はお口の健康にとって大きなマイナスです。なぜなら、むし歯や歯周病は予防をすることはできても自然治癒するものではなく、放置すれば悪化します。お口の中の衛生状態が悪化すると、口腔内の細菌数が増え、免疫力の低下を招くことがあり、 自然災害などで避難生活を余儀なくされた人の中には、誤嚥性肺炎で亡くなられた方もいます。また、細菌による炎症に伴い、ウイルス性肺炎が重症化する傾向にあると言われています。「新しい生活様式」が提示され、多くの方が十分な手洗い、うがい、3密回避などの生活様式の実践することはもちろんですが、歯科医院での検診と口腔ケアを行い、ウイルス感染に負けないよう、お口の健康の維持と予防を実践していきましょう。
 
医院のモットーは、「食べる・話す・笑う・歌うが気にせずできる事」だと話す前川院長。平時もコロナ禍においても変わらないテーマだろう。私たちも、自分の健康にしっかりと向き合い、できることをやっていこう。
 
院長
院長の前川紀雄先生
診察室
個室ユニットの診察室
ソーシャルディスタンスが守られる開放的な待合室
個人を特定できないよう、受付番号で対応しています
クリニックのモットー
ミューズ歯科クリニックのモットー
 
 
[INFORMATION]
ミューズ歯科クリニック
稲城市東長沼1212 イオンタウン稲城長沼1F(JR南武線・稲城長沼駅より徒歩4分)
TEL:042-401-7180
診療時間:月~日曜10:00~19:00
※WEBサイトより24時間予約可能
駐車場:
URL:https://www.muse-dc.com/