お話会の様子
昭和基地の服装について説明する山口直子さん
7月8日、白山こども文化センターで、南極へ行った山口直子さん(麻生区在住、川崎市立菅小学校教諭)のお話会「南極ってどんなところ〜?」が開催されました(共催:白山こども文化センター運営協議会)。先生の話を聞こうと集まった小学生の子どもたちとその保護者、地域住民など191人もの参加者で会場は熱気に溢れていました。
今回のお話会では、氷を砕いて進む砕氷艦「しらせ」や昭和基地、ペンギン、オーロラなどの様子を動画や写真で分かりやすく説明。「ペンギンの他に生き物は?」「温暖化は進んでいる?」といった質問にも丁寧に答えてくださいました。ペンギンの鳴き声クイズや南極の氷に触れる体験では、子どもたちから大きな歓声が。お話会の後は南極料理人のレシピで作った「なんちゃって南極カレー」のランチ会。先生を囲み楽しいひとときとなっていました。「子どもたちにはいろいろなことに興味を持ち、五感を使って体験してほしい。私の話が心に残り、好きなことにチャレンジしてくれるとうれしい」と山口さん。子どもたちに感想を聞くと「南極を知ることができて良かった」「南極ってすごい!私も将来行ってみたい」と話し、強く感銘を受けた様子でした。
 
 
《山口直子さん プロフィール》
東京都世田谷区出身。大学卒業後、カメラマンやフラッグフットボールのコーチを経て川崎市の教員になる。麻生区の金程小学校在勤時代に南極越冬隊員の話を聞いて感動。教員南極派遣プログラムに応募し見事選ばれ、昨年11月から今年3月まで第59次南極地域観測隊に同行。授業やお話会で、南極で体験したことを多くの子どもたちに伝えている。