収穫の様子
「アスパラってこうやってできるの?」と収穫を楽しむ、はるひ野小の児童たち
 
産学官が連携して取り組む新栽培法で、地域の特産物に
特産品化を目指し、新しい栽培方法で育てられた「くろかわのアスパラガス」の収穫体験が2018年4月19日、麻生区黒川の畑で行われました。福田紀彦川崎市長やはるひ野小学校の3年生171人が参加し、今年初めて収穫を迎えたアスパラガスを手作業で採っていました。アスパラガスは通常、収穫までに3年かかりますが、「くろかわのアスパラガス」はこれを1年に短縮できる「採りっきり栽培(R)」で作られているのが特徴。明治大学農学部の元木悟准教授らがパイオニアエコサイエンス(株)と共同開発し、川崎市都市農業振興センターや黒川の農家17軒の協力で試験的に取り組んでいます。
この日は昨年3月に植えた2,300株の中から、食べ頃を迎えたアスパラガスを収穫。児童らは「黒川でアスパラが採れるなんて」「早くサラダにして食べたい」と、笑顔で話していました。生のまま味見した福田市長は「甘味がありみずみずしい」と味に太鼓判。「地元にこんなおいしいものがあると自慢してね」と児童らに呼びかけていました。地元農家も「端境期の初春から収穫ができ、育てやすいのが利点ですね」と期待しています。今年3月にも昨年より多い3,500株を植えていて、産学官の連携で新しい川崎名物を目指しています。
 
 
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川崎市経済労働局 都市農業振興センター農業振興課
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