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誇るべき日本の芸術音楽を後世へ 『日本の童謡・唱歌 名曲集』(CD付)


 

この度、麻生区岡上の観光文化創造研究所から『日本の童謡・唱歌 名曲集』が出版された。この名曲集には、日本の古き良き時代の風景と平和への願いが込められた曲の中から、厳選された10曲が収められている。巡り来る季節や懐かしい情景がまぶたに浮かぶような歌とピアノ伴奏、朗読による構成で、聴く人の心に深く浸み入り、日本の童謡・唱歌の素晴らしさを再発見させてくれる。
 収録曲の一つ、「この道」は、大正15年に童謡雑誌『赤い鳥』で発表された北原白秋の詩に、作曲家・山田耕筰が曲を付け、昭和2年に発表された歌だ。
「この道はいつかきた道
ああ そうだよ
アカシアの花が咲いてる
あの丘はいつか見た丘
ああ そうだよ
ほら 白い時計台だよ…」
水郷で知られた福岡県の柳川で育った白秋は、大正末期に当時の樺太へ観光旅行をした帰りに訪れた北国・札幌の街に強い印象を受け、それを上品な魅力溢れる言葉で描き上げた。この白秋ならではのモダンな作風は多くの人々を魅了したが、山田耕筰もその一人だった。日本の芸術界の天才と称される二人により作られた同曲。戦後、日本の童謡運動普及のために米国を訪れた童謡団体の人たちは、「一流の作曲家と文学者が組んで子どものために歌を作るのは、日本しかないのでは」と絶賛されたという。
 7月1日は「童謡の日」。前述の『赤い鳥』が大正7年7月1日に刊行されたことにちなんだものだ。この名曲集を通して、次代を担う子どもたちと一緒に、日本人が誇るべき音楽文化財、童謡・唱歌をじっくりと堪能してみてはいかがだろう。

 

『日本の童謡・唱歌 名曲集』

札幌時計台

 

▼『日本の童謡・唱歌 名曲集』(CD付)
企画・構成・解説/梶 亨
朗読/秋山雅子
歌/なげのあやか
ピアノ/石川菜緒
掲載曲/夕焼小焼、赤とんぼ、里の秋、春の小川、早春賦、花、朧月夜、夏は来ぬ、この道、みかんの花咲く丘
定価/1,500円(税込)

 
 

【購入・問合せ先】
観光文化創造研究所
TEL/044-986-3736