編集部スタッフこぼれ話 STAFF'S EPISODE

今日も元気!嵐を避けてPart2~梅小路機関車館


さて、京都でのあの台風の日、交通機関が散々な状態になり、動き出すのを待ちながら 京都水族館に行き、その後同じ敷地内にある機関車庫に行きました。これが凄かった!
 
入館料は400円と安いのであまり期待せず時間つぶし気分で入ったのですが・・・。
日本の鉄道開業100周年を記念して昭和47年に開館した『梅小路蒸気機関車館』。
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展示館になっている建物は旧二条駅舎。最近の洗練されたアーバンな駅とは全く違い、落ち着いた雰囲気の建物の随所に細かい作業が施され、そういえば東京駅も・・・と、頭によぎります。
 
入ってすぐの模型運転コーナーで夢中になっているのは大人の人達・・いわゆる鉄男君なのだろうけど、本当に真剣なまなざし。
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重要文化財になっている扇形車庫には日本を代表する17形式19両の蒸気機関車が保存されていて、そのうち7両は動く状態で保存されています。
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古いものは明治34年の1070形というのから、昭和23年のC62形まで。旅客用、貨物用など使用目的に合わせて設計、製造されていたので機種ごとにスタイルや特色が違っているのだそう・・。中には菊の紋の付いた御用列車も並んでいます。
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扇状になった車庫から転車台に向かってそれぞれの機関車庫から線路が伸びていて、最初に転車台を考えた人は頭も良いし、美的にも優れているなあと感心。
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可愛い客車が係員の人達によって車庫から出され、その後蒸気機関車のポッ~!
という汽笛の音。
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C61形機関車が車庫からゆっくり煙を上げながら出てきて、転車台でストップすると、今度は車輛が目の前でゆっくり回転。
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足元からは蒸気が立ちあがっていて、試合前の闘牛の様な力強さを感じます。回転で前後が逆になると 機関車が後退しながら先程の客車の方へ。ガッシャン!連結がされる音。走る所が見られるんだ・・と思っていたら、客車に乗せてもらえるそう。子どもたちばかりかな、どうしましょう・・と乗り場の方を見ると大人9割という感じ。機関車を知らない世代も現役で走っていたのを見たことや乗った事のある世代も、今や消えゆく蒸気機関車に感じる魅力は同じなのでしょう。では、私も・・・と、乗車券200円を購入し、列に並びました。
台風なのに、結構人がいます。往復1キロメートルを約10分間にわたり、蒸気機関車での旅の気分を味わえます。平成のこの時代に当時の機関車に乗れるなんて思ってもみなかったので、感動です!
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実は私はまだ幼稚園にも入っていなかった頃だと思うのですが・・京都の祖父母の家に行く時に京都駅から山陰線で何度か『汽車』に乗ったことがあるのです。山の多い京都ですから、必然的にトンネルも多い。トンネル内が上り坂だったりすると、機関車がはりきってモコモコ煙突から煙を上げるのですが、これがまともに窓から入ってくるので、乗客の顔が黒くなるのです。それで、みんなトンネル前になると立ち上がって窓を閉めるのでした。
祖父母の家が線路沿いだったので、今はその姿もなのですが、汽笛の音や動輪が動く音がしっかり耳の奥に残っています。幼いころの思い出はビックリするほど記憶に有るものですね・・(家の中で何げなく置いたものの場所とかはすぐ忘れるけれど・・)
あの『汽車』が何年まで走っていたのかもよくわかりません・・。
子どものころ見たものを大人になってから再び見ると、「あら、こんなに小さかったんだっけ」と感じたりするようですが、蒸気機関車は今も昔も大きいなあ、力強い印象だなあ・・でした。
 
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ここは日本で唯一の蒸気機関車専門博物館なのですが、メンテナンスも本当に大変だろうと思います。リニアモーターカーが東京大阪間を走るようになる日も目前ですが、ほんの140年ほど前にはこんなものが走っていて、大正から昭和の初めの人達はそのスピードに感動していたのですよね。いつの時代も人間の想像力とそれを実現させる力はすごいですね。 (ささ)