京王線・調布駅からJR線・三鷹駅方面のバスに乗り、「佐須」バス停から数分歩いた民家の庭に、柿の巨木がある。これは「禅寺丸(ぜんじまる)」という甘柿の古木で、推定樹齢は約380年と考えられている。   […]
風のタイムトリップ
風のタイムトリップ《第99回》
風のタイムトリップ《第98回》
「庚申待ち」の夜に思いを馳せる 日吉谷戸の石仏群
麻生区王禅寺のバス停「延命地蔵尊」近くの空き地に、数体の石仏が集められた「村境の石仏群」がある。その案内板には「これらは日吉谷戸から集められたさまざまな石仏で、村人たちはこれらを民間信仰のシンボルとした行事 […]
風のタイムトリップ《第97回》
晩夏の穴澤天神社に鳴り渡るお囃子と 3匹の獅子たちの舞
ある晩夏の夕刻、三沢川にかかる天神橋を渡ると、どこからともなくピーヒャラヒャラヒャラというお囃子が聞こえてきた。笛の音に誘われて天神社の石段下の鳥居まで歩き、鬱蒼とした木々の間を見上げると、神官や氏子に導か […]
風のタイムトリップ《第96回》
柿生小学校の前身 片平学舎や夏蒐塾の先生に報いる 修廣寺の報恩碑
柿生駅北口から津久井道を北に10分ほど歩き、片平の信号を左折して7〜8分歩くと、坂の上に修廣寺(しゅこうじ)の山門が見えてくる。この寺は以前、梅の寺として紹介したが、今回は寺の仁王門の前に建つ「義僊祖関両師 […]
風のタイムトリップ《第95回》
稲城の円照寺近くに残る 大丸尋常小学校跡の碑
寺の境内を歩いていると「○○小学校発祥地」と刻まれた碑を目にすることがある。南武線・南多摩駅から徒歩7、8分の所にある円照寺に隣接する大丸自治会館前にも「大丸尋常小学校跡」と刻まれた石碑が立てられている。こ […]
風のタイムトリップ《第94回》
大名の江戸屋敷跡探訪(6)
将軍綱吉の側用人、柳澤吉保の下屋敷「六義園」
六義園は五代将軍・徳川綱吉から厚い信任を受けて幕政を主導した柳澤吉保が、1695(元禄8)年に拝領した駒込の下屋敷に作られた「回遊式築山泉水庭園」である。 柳沢吉保は1658(万治元)年、上野 […]
風のタイムトリップ《第93回》
洪水で流失するも 120年の時を経て再建された 狛江の万葉歌碑
小田急線・狛江駅からバスで10分ほどの「水神前」バス停から、向かいの万葉通りに入って少し行くと木々に囲まれた小さな公園がある。その奥の石段に、7世紀後半から8世紀後半に編纂された日本最古の歌集『万葉集』巻1 […]
風のタイムトリップ《第92回》
多摩の自由民権運動のリーダー 吉野泰三の庭の
「なんじゃもんじゃの木」
前々回紹介した三鷹市野崎の「鷹場標石」のすぐ近くに、「なんじゃもんじゃの森」と呼ばれる三鷹市の子ども林間研修広場がある。ここは明治時代、多摩地域の自由民権運動のリーダーとして活躍した吉野泰三の曾孫、吉野泰平 […]
風のタイムトリップ《第91回》
「板垣死すとも自由は死せず」
板垣退助が植えた松がそびえる寺
調布市三鷹通りの佐須町交差点の東にある柏野小学校正門から祇園寺通りを南に歩くと、調布七福神の一つ、祇園寺がある。 虎狛山日光院祇園寺は、深大寺の満功上によって天平年間(729〜49)に開山されたと伝えられる […]
風のタイムトリップ《第90回》
三鷹市にいまも残る 尾張徳川家の「鷹場」区域を示す標石
江戸時代、江戸城を中心に五里(約20km)以内の地域は幕府の「鷹場」に指定されており、その外側(江戸より五里~十里の間)の村々は、尾張・紀伊・水戸の御三家と御三卿や御家門、有力大名の鷹場に貸与され「御借場」 […]