コラムタイトル
発達障害は、生まれた時にはっきりと分かる重度の障害と異なり、生まれた時はみんなと同じに見えたのに、年齢を重ねることでだんだんみんなと同じことができなくなることも指します。ADHD(注意欠如多動症)の子も、特に障害を持っているようには見えない子が多いです。人間は、本人に課せられた課題が合っていないと上手に発達できません。発達障害の子が特別なわけではなく、個々の発達がそれぞれ違うということです。
小さな頃は発達障害だろうと分け隔てなく仲良く遊んでいますが、男女が分かれて遊ぶようになる頃から、何かこの子違うなという見方が出てきます。発達障害の子は、友達に乱暴をする、順番や時間を守らない、という部分で友達との間に溝ができてしまうこともあります。しかし、友達に乱暴をするのは、うまく言葉が出てこないことからの行動ですし、順番や時間を守らないのは、そもそも時間や順番の概念がまだ身に付いていないという理由があります。発達障害の子は個々の発達の問題でできないことがある場合が多いので、手本となる子がいれば、真似をしていろいろ覚えることもできます。「この子は障害があるから」という見方ではなく、まだこうしなければいけない理由が分からないだけだという理解が必要です。
発達障害は原因ではなく結果による診断なので、発達障害と診断されていても高校や大学でグンと伸びる子もたくさんいます。発達障害だからできないのではなく、今はできないから発達障害と言われると考えれば、また違った観点から関係を築くことができるのではないでしょうか。
 
 
小町 千佳子さん
小町 千佳子 (こまち ちかこ)
オネストリィ株式会社
社長室 副室長
児童発達支援 TODAY is New Life 所長
 
オネストリィ株式会社
東京都世田谷区松原1-45-10
TEL:03-3328-4608

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