コラムタイトル
新築ではなく、リノベーションを選ぶ理由を考えてみました。まずは、「親が建てた家に暮らした思い出を大切にしたい」「築100年を超え歴史があり、材料も素晴らしい家の記憶を残したい」。次に、「敷地が2m以上接道していない」「増築を繰り返し、建蔽率・容積違反になって、建て替えると家が小さくなってしまう」「敷地の擁壁が不適合で予算が別にかかる」など、法規的に難があるという理由。そして、「中古を購入したので手を加えたい」「建売を購入して15年が経ち、変化した家族構成に合った暮らし方に変えたい」などです。
新築と比較して、リノベーションでどれだけコストを抑えられるかは、家の築年数と手入れ度によると思います。築年数は、1981年以前、1981年〜2000年の間、2000年以降の3つのグループに分けることができ、建物の構造や断熱と窓性能により、かかる費用に大きな差が出ます。
一方、新築を選ぶ理由は、「耐震性が高く地震に強い家に住みたい」「冬の寒さを気にせずに暮らせる暖かい家にしたい」「家族構成の変化により新しい暮らし方を考えたい」「二世帯住宅にしたい」などでしょうか。リノベーションの場合も、耐震性が強く、暖かい家にしないと意味がありません。工事内容と範囲によりますが、新築の経費に比べ20〜30%は下げられると思います。
3か月点検の際、夏にリノベーションした築40年の某ハウスメーカーの家で室温を測定。寒い日が続き当日も曇天、補助暖房のペレットストーブも使わない朝9時頃で、15〜16度の室温でした。北海道出身の奥様はホッとされていました。
 
 
鈴木 亨さん
鈴木 亨(すずき とおる)
株式会社鈴木工務店 代表
一級建築士
 
株式会社 鈴木工務店
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