連載・コラム SERIES

【学びコラム】受験英語の基礎とは何か (3)


 

 自動詞の「face」では、「主語が単にどちらに向いているか」を言うのに対し、他動詞では「主語と目的語との関係性、つまり主語が目的語にどう立ち向かっているのか」を言っています。「危険なこと」に「立ち向かう」、「嫌なこと」を「直視する」、「会いたくない人」に「対応する」となるのです。
 こういったことを教えてくれるのが辞書の用例です。見出しの意味は、こうした用例を踏まえて一般的に表現したものにすぎません。ところが多くの生徒は、見出しを見るだけで用例をほとんど読もうとしません。そのため、単語の表面的な意味は覚えていても、実際に使うことができないのです。できることなら用例が豊富に載っている「紙の辞書」を利用してもらいたいと私は考えます。
 最後に「face」を使って、基本が本当に理解できているかを問う、慶應義塾大学の正誤問題を紹介します。He couldn’t face to his boss after making such a fool of himself at the meeting.ポイントはこの文意でfaceを自動詞で使うか否かです。解説は次号にて。

 

本多正明氏
文 ・ 本多 正明(ほんだ まさあき)
TSK東京進学会
代表、英語担当

 
 

TSK東京進学会
住所/東京都多摩市落合1-3-7 ハルシオンコート501
TEL/042-375-3163
URL/http://tsk-tokyo-shingakukai.com/

カテゴリー
CATEGORIES

連載・コラム SERIES