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【麻生の人 vol.6】明るく元気に 楽しく 〜さんざし


さんざしメンバー

朗読ボランティアグループ

さんざし(最前列中央で賞状を手にしているのが代表の武村さん)

 

〜 川崎市社会功労賞受賞 〜

 

 発足以来、視覚障害者や高齢者、入院中の成人・子どもたちを対象に朗読、録音サービスを20年間展開してきた朗読ボランティアグループ「さんざし」(代表:武村桂子さん)が、2011年11月川崎市社会功労賞を受賞した。

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 「さんざし」は、外出が大変な人たちの所に出向いて、希望の本や新聞などを対面で朗読をしようという思いから1991年に麻生区で発足。川崎市北部を中心に個人宅や施設、病院などを訪問して朗読会を実施したり、カセットテープ・CDに録音して届けるなどの活動を続けてきた。普段、私たちが何気なく目にしている様々な状況や情報を文字から得ることが困難な人たちにとっては、テレビやラジオから得られる全国的情報は、ごく限られたものでしかない。そのため身近な地域情報や生活に役立つ情報を会員たちで持ちよりまとめた音声月刊誌「多摩・麻生ジャーナル」(2011年11月に200号を発行)や、新刊本・話題の本の紹介をする「本との出会い」(年2回)なども企画し、制作発行。「季節に応じた旅行案内の情報や、駅の出口が変わったとか、新しくこんなパン屋ができたとかといった地域密着の情報を提供し、それをリスナーが聞いて『ありがとう。行ってきたよ』と言われたりすると役に立てたなあと嬉しくなる。マイタウンの紙面情報も録音していますよ」と武村さん。

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 朗読のほかにも、リスナーとの親睦を図るためのバスハイク、コンサート、落語会なども実施。また、KAWASAKIしんゆり映画祭で上映される一部作品に副音声をつけることも10年近く続けてきた。「ボランティア活動は決して一方通行ではなく、私たちにも学ぶこと、教えてもらうことが沢山あり、いろんな感動が得られる。地道でも息の長い活動をして、リスナーの人たちと一緒に楽しめる活動を続けて行きたい。創設以来のメンバー5人が現在も活動中。明るく元気に楽しくがモットーです」と笑顔で語る。

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 2011年11月20日に開催された「あさお福祉まつり」では、見学者が朗読した自分の声をCDに録音し持ち帰って聞いてもらうという初めての試みが多くの人の関心を呼んだ。2012年2月には、ボランティア養成講座「音声訳ボランティア入門講習会」(第1水曜から全5回)が、多摩川の里身体障害者福祉会館(多摩区中野島)主催で行われる。また入門講座以外にも、事前に連絡しておけば特別養護老人ホームなどへの出前朗読活動を実際に見学することも可能。

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 「さんざし」は、現在会員数73人。情報障害を少しでも軽減しさまざまな楽しさを届ける手伝いは、「実は自分たちの生活の張りにもなり、活動と出会いの数だけ歓びがある」と会員たちは口を揃える。

 

あさお福祉まつりの様子
2011年11月20日に行われたあさお福祉まつり

 
 

【問合せ】
TEL/044-954-7726(武村)
E-mail/sanzashi2004@yahoo.co.jp
URL/http://web-k.jp/oburi/sanzashi/

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