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【麻生の人 vol.10】夢を形に出来る子どもたちを育てたい 〜ムヒカ・シーザーさん


ムヒカ・シーザーさん

川崎北部少年少女発明クラブ技術指導部長

ムヒカ・シーザーさん(麻生区在住)

 

〜 「川崎北部少年少女発明クラブ」4月開講 〜

 

 ものづくり体験を通して創造力豊かな子どもたちの育成を目指す「川崎北部少年少女発明クラブ」がいよいよ2012年4月に開講する。38年前、ソニー創業者の故・井深氏が社団法人発明協会の会長だった時にスタートした少年少女発明クラブは、現在全国に展開され、麻生区でもその発動が待たれていた。今回、川崎北部少年少女発明クラブ技術指導部長を務めるムヒカ・シーザーさんに、開講にあたっての子どもたちへの思いなどを伺った。

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 ペルー生まれのアメリカ育ち、15年前仕事で日本に来たというムヒカさん。アリゾナ州立大学で流体力学などを基礎とする航空宇宙工学(Aerospace Engineering)を学び、一般教養として2年間勉強した日本語がその後の人生の布石となった。卒業後、半導体関係の仕事から産業機械の外資系会社に移り、会社が日本語の分かる人を探していた時に思い切って手を挙げたことが日本へ来るきっかけとなる。「まだその頃は標準的な日本語しか分からなかったので、少しくだけた口語的な表現を理解することが大変でした。でも今ではビジネスの世界の言葉も完璧です」と笑う。「日本は住みやすいし人も優しい」。永住権を取り、日本で知り合った日本人女性と結婚。現在は麻生区内の小学校に通う2児の父親でもある。子どもたちが入隊しているボーイスカウトでボランティアをし、自分の子ども以外の多くの子どもたちとも接するうちに、子どもたちと活動する楽しさや感動をさらに広げたいと、「川崎北部少年少女発明クラブ」での尽力も決意した。
 「発明クラブは、机上で教えてもらうという受け身の勉強とは違い、子どもたちが自分の手で作り、仕組みを考え、経験し、楽しく技術が身につく場にしていきたい。体験的なものづくりを通じて、子どもたちの自由な発想、想像力を尊重し、今までやっていないことを経験させたい。科学技術やものづくりに夢と情熱を持ち、次世代の技術者として他の人に自分のアイデアを伝え、形に出来る子どもたちを育てたい」と意気込みを語る。「日本の子どもたちはみんなで力を合わせて活動することがとても上手い。そこに有識者の大人との交流が加わり、バランスのとれた社会人になって行くと期待している」。
 好きな言葉は「Anything Is Possible(何でも可能)」。 大人たちを驚かせるような子どもたちの挑戦を楽しみに待っている。

 

活動の様子
発明クラブで先生と一緒にものづくりに励む子どもたち

 
 

【問合せ】
発明クラブ
URL/http://kids.jiii.or.jp/

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