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【麻生の人 vol.64】もうひとつの生きがいを 地域に見つけた企業戦士たち〜 久保田 洋治さん


久保田 洋治さん
おやじ考 考長
久保田 洋治さん(麻生区在住)

 

 麻生区を中心に活動するおやじの会「おやじ考」が今年25周年を迎えた。区民祭、福祉まつり、施設などでの出店や裏方、震災時想定の30kmウォーキング、寺での座禅や作務、国内外旅行、ハイキング、カルチャー教室、ボランティア活動…多岐にわたり神出鬼没の活動を行う「おやじ考」とは。

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 1991年、市民館の家庭教育学級で企業戦士たちをターゲットに、家庭人・地域人としての男の在り方をテーマとした「男とおやじの家族考」という講座の受講者募集があった。川崎都民と言われ家には帰って寝るだけ、地域に居場所作りなど考えていなかったおやじたちが妻に背中を押され渋々受講。「仕事の話は一切しない」が暗黙のルール。話題は家族や趣味の話など。「地域で友だちなど作ったことがなく、仕事の話をしないというのは意外と当惑。自分しか知らなかったのが、次第に他のおやじの生態、考えを知るようになり新鮮だった」と久保田さん。家族交流から子育て、料理、スポーツ大会、講演などを重ねていくうちに別れ難くなり、2年後自主グループとしてスタートを切った。
 1994年「川崎おやじ連」結成。基調講演でおやじたちは評論家・樋口恵子さんに「ぬれ落ち葉、乾いて自力で舞い上がれ」という言葉をもらった。翌年より情報交換やシンポジウムなどを開催する「神奈川県おやじサミット」にも参加。東日本大震災の時には、何かできないかという熱い思いでメンバーから支援金を集め、4月9日、宮城県亘理町に12人で25パックの野菜を提供し、1,000食以上の焼きそばを作りに行った。いろいろなことにチャレンジしたいと始めた、農園を借りての「畑プロジェクト」は2年目。毎週土曜のウォーキングの会「徘徊部」の後に畑作業を行い、芋煮会など年2回の収穫祭も楽しむ。市民館などで活動したパントマイムや演劇の「手抜き座」再演も思索。何か普段やっていないことを見つけたら好奇心を解放し、やってみる、それが「おやじ考」。現在メンバー32人。「気心が知れ渡っている人が近くに何人もいるというのは楽しい。自分たちも楽しみながら活動していくことで地域が活性化し、ますます面白い居場所になっていけば…」

 

2011年被災地での支援
「田んぼには船が打ち上げられ、ライフラインは全て止まっていた」。2011年被災地での支援。右端が久保田さん。

 

公演の様子
市民館で「手抜き座」の公演。「非日常みんなで渡れば怖くない」。

 
 

【問合せ】
TEL/090-9955-8771(久保田)
MAIL/kubota@rikuyo-t.com

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