西村 真紀さん

川崎医療生活協同組合 あさお診療所 所長
西村 真紀さん

 
 
〜 人・家族・地域の健康をトータルにサポート 困った時に頼りになる、よろず相談医 〜
 
地域に根ざし、年齢性別を問わず、病気の時だけでなく健康な時も、家庭丸ごとあらゆる健康問題の初期診療を行う医師「家庭医」。12年前に家庭医療専門医の1期生として認定を受け、その重要性を感じ続けてきた、あさお診療所所長・西村真紀医師に話を伺いました。
 
高知の無医地区で育ち、祖父を家から遠く離れた病院で亡くした西村医師は、かかりつけ医・在宅医療の必要性を強く感じていました。高校で教鞭をとっていましたが一転、29歳で医学部に入学。5年の時には家庭医療の本場イギリスに留学し、現地のGP(General Practitioner=家庭医)の元で学んだそうです。
 
そして大学卒業後に家庭医になる道を自ら切り開き、「臓器別に専門分化している日本の医療を、国民すべてがかかりつけ医を持つ欧米やアジアの多くの国のようにしていきたい」と、日本プライマリ・ケア連合学会の家庭医療専門医の1期生として認定を受けました。
 
病気の95%は家庭医で解決が可能。残りの5%は家庭医を通じ適切に専門医に紹介されることで、患者は自分がどの科を受診すれば良いか一人で悩んだり、あらゆる科をはしごする必要もありません。「患者が上手に、効果的に医療を受けられるように橋渡しをする『よろず相談医』として、医療ナビの役割を果たしていきたいです。また、これくらいは我慢しようと飲みこんでしまいがちなウィメンズヘルスの潜在的ニーズなどにも、家庭医だからこそ気軽に相談に乗れます」。
 
赴任して8年目、高齢者の核家族も多いこの地域。「積極的にコミュニティーを作り、自分たちで支え合う力を持ってほしいですね。『人・家族・地域の健康をトータルに診る医者』としてサポートしていきたいです。今後多くの家庭医が育ち、日本全国すべての地域で医療・福祉が活性化していってほしいと願っています」。西村医師は力強く語ってくれました。
 
 
「健康祭り」での様子
診療所主催の「健康祭り」で健康相談を受ける西村医師。
 
 
【お問合せ】
TEL:044-951-3940(あさお診療所)

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