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【学びコラム】会社から社会へ


 

生涯学習の様子

 

 先日「ライフプランセミナー」なるものに参加しました。参加者の多くが退職後の経済面に不安を抱く中、講師が指摘していたのは精神的・社会的側面の問題でした。会社中心の生活であった場合、定年を機にそれまでの自分の社会的ネットワークが断たれてしまい、孤立するケースが少なくないとのこと。自分の周りの「社会」がいかに大切かということです。定年前から趣味や学習を続けている人は仕事以外のネットワークがあり、それは生涯続くものです。趣味や学習には定年はありません。文科省は生涯学習に関して「新しい知識の絶え間ない習得」と「生きがいのための学習需要の拡大」を挙げています。これらは学習の継続的必要性を示していますが、情報メディアの発達したこの時代、知識の習得などは自宅でも可能でしょう。しかし、独学は主観的になりがちで、孤立にもつながりかねません。同じ目的で学ぶ仲間と議論し、協力することにより知識の客観化が行われ、同時にグループ内での自分の立場も形成されてネットワークが生まれることになります。いろいろな講座が大学や地方自治体などで開講されています。新しい趣味、学習に挑戦して新しいネットワークを構築してみませんか。

 
 

榎本正嗣 継続学習センター長
文 ・ 榎本 正嗣(えのもと まさつぐ)
玉川大学 継続学習センター長

 
 

玉川大学継続学習センター
住所/町田市玉川学園6-1-1
TEL/042-739-8895
URL/http://www.tamagawa-tucl.com/

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