山浦 弘靖 さん

脚本家・小説家
山浦 弘靖さん

 
 
〜 地域活動で知った仲間の存在のすばらしさ 〜
 
この春、麻生区で「ちりりん座」という小劇団が立ち上げられました。主催者は「銀河鉄道999」の脚本などを手掛けた山浦弘靖さん。今、地域で芸術活動を展開していくこととは…。
 
少年時代、東京蒲田の焼け野原で終戦を迎えた山浦さんは、早稲田大学在学中に「賊殺」で第16回芸術祭公募脚本部門・文部大臣賞を受賞し、脚本家としてデビューしました。その後「ザ・ガードマン」「ウルトラセブン」「大江戸捜査網」など、アニメや特撮から時代劇、2時間ドラマまで、多数の脚本を手掛けてゆきます。また、「ゴジラ対メカゴジラ」「銀河鉄道999」など映画の脚本も担当(銀河鉄道999はテレビ版も)。集英社コバルト文庫「星子シリーズ」などで小説家としても活躍しています。
 
一方、川崎市アートセンターを本拠地とする「劇団わが町」に、設立時より団員として参加。同じ頃、地域の自治会長にも就任しました。
「テレビなどの脚本の仕事は『個』で行いますが、地域での活動は『仲間』が増え、展望が広がっていきます。地域を大切にする活動ができないかと立ち上げたのが『ちりりん座』。仲間たちと芝居を作ることで、お互いに夢と希望を共有し合う…そんな生き方をしていきたいですね」。
 
5月の連休には、ちりりん座旗揚げ公演「賢治啄木・星の夢列車」を、麻生市民交流館やまゆりで開催。盛況のうちに幕を閉じました。現在、その続編として、戦争を知らない世代と知り過ぎている世代を重ねた、哀しくも一条の光の射すファンタジー「星の夢列車・沖縄竜宮伝説」を企画執筆中です。
 
「一番の夢は地域の音楽家たちとコラボレーションして新百合ヶ丘を舞台にしたミュージカル(歌芝居)を作ることなんです。銀河鉄道999のような、時空を超えた愛と戦いの作品を大きなスケールで描きたいですね」。山浦さんは熱く語っていました。
 
 
漫画家・松本零士さんと
「銀河鉄道999」の作者である漫画家・松本零士さんと(1989年)
 
ちりりん座メンバー
盛況だったちりりん座「賢治啄木・星の夢列車」旗揚げ公演後、メンバーの皆さんらと

タグ: